藤本けいすけの「日日是好日」

藤本けいすけの「日日是好日」

茅ヶ崎伝統~“浜降祭”にて

毎年海の日は、茅ヶ崎伝統の『浜降祭』(はまおりさい)。勇壮な御輿が市内各所の神社から海(サザンビーチ)に参集し、波に御輿が浸かった後で、それぞれの地区に帰ります。

 昨日は、理事を務める地元老人ホームに駆けつけ、入居者の皆さんと揃って御輿をお迎えしました。ホームの広場は大勢の方々で賑わい、お祭りムード一色に。

 ぱっと眺めれば、会場は一見日本の「少子高齢化」を象徴するような光景でもありますが、それでも日本の未来を担う子どもたちの元気な姿に、入居者の皆さん方も拍手で大喜び。いつの時代になっても、お祭りは人々の気持ちを高揚させ、一体感を生み出してくれます。

 「少子化」社会ながらも、大人から子どもたちへ、お祭りを通じて「健全な世代交代」は着実に進行中。政治の世界もかくありたいものだと痛感した一日でした。

県政・市政報告会&意見交換会レポート

7月6日(土)、茅ヶ崎市民文化会館にて2024年夏の「県政・市政報告会(By 立憲民主党茅ヶ崎ブロック議員団)」を開催しました。

 第1部は市防災対策課職員による「能登半島地震の被災地支援報告」の講演。被災現場に行かなければわからない厳しい現実や課題などを赤裸々に語って頂いたほか、簡易トイレなどの現物紹介など、実り多き1時間となりました。

 続く第2部は、平野みぎわ県議による県政報告、藤本・早川市議による市政報告タイム。それぞれ直近定例会での
議案や一般質問のポイント解説などを行いました。

 質疑では、私たちの各議案に対するスタンスや賛否の意図などのご質問にお答えし、有意義な時間となりました。

「ボトムアップの政治」はこのような本音の対話から。これからも定期的に開催致しますので、是非ご参加ください!

「議員研修レポート」(全国市町村国際文化研修所~滋賀県大津市)

7月1日~3日にかけて、政務活動費を使用し、「社会保障・社会福祉」に関する議員研修に参加して参りました。

 本研修は、私がまだ1期目・新人議員の時代にも受講したことがありますが、あれから5年が経過し、社会保障・福祉を取り巻く情勢や法制度などが大きく変容したことから、再度勉強することにした次第です。

 研修には、全国の市町村議会から120名超の議員が参加(定員80名の研修)。最終日のグループワーク&発表会を含め、全員が熱心に受講しましたが、議員同士の人脈作りにも役立つ機会となっています。

 研修カリキュラムは、①「将来の社会保障の姿」、②「これからの子育て支援」、③「少子化問題を考える」、④「福祉・介護サービスの人材確保と育成」、④「生活困窮者の実態と支援策」、⑤「高齢者介護と地域共生社会」の5講。どのテーマも、切実な課題が山積する内容となっています。

 この研修の中で、講師の言葉として強く印象に残ったのは、『地域社会で支える、などと国や自治体は簡単に言うが、それでは一体「地域」とは具体的にどこの誰を指すのかが不透明なままであり、それでは社会課題の解決は期待できない』というもの。

 私自身もよく議会内で「地域で」というフレーズを口にしますが、耳の痛い言葉でした。研修レポートは現在作成中であり、別途このサイトでもご紹介したいと思います。

自治体・公共WEEK 2024視察報告

6月26日(水)、昨年に引き続き自治体向け総合展示イベント「自治体・公共WEEK 2024」を視察してきましたのでご報告致します。

【イベント概要】

自治体・公共団体等向けの6つの専門展(地方創生 EXPO、自治体DX展、スマートシティ推進 EXPO、自治体向けサービス EXPO、地域防災 EXPO、インフラメンテナンス展)で構成された総合展示会。(期間中の想定来場者数=約2万人)

【注目した展示等】

■図書館の本来と将来
⇒公立図書館の蔵書調達に関し、地元書店からの優先的な購入を目指す出展。現状では、大手書籍流通事業者等を経由する調達ルートが主流となっているが、地元書店の経営支援を兼ねたルートの見直しに加え、福祉作業所による蔵書タグ貼り付けなどに取り組む自治体もあり。(本市での現状を調査したい)
■インクルーシブ遊具
⇒オーダーメイドの遊具開発などに取り組むブース。本市でも「湘南夢わくわく公園」にてインクルーシブ遊具を新規導入したが、利用実態の継続的な調査や、積極的な情報発信、利用者の声を収集した他公園への展開が必要。
■被災者マネジメントシステム
⇒公共施設予約管理システムをベースに、災害時の避難所開設や混雑状況等を公開・発信するシステムに拡張。発災時には行政職員の避難所駆けつけが遅れる可能性もあり、スマホによるリアルタイムな情報発信の仕組みについて要検討。
■給付金支給支援システム
⇒自治体による各種給付金の支給について、スマホ等による電子申請+コンビニATM受け取りを実現するシステム。人件費の削減と迅速な支給を目指し、本市でも推進すべき。
■AI音声&文字起こし支援システム
⇒AIを活用し、会議記録等の自動作成を実現。実際の議会質疑、答弁で記録作成するデモあり(言語の正しい認識率は90%程度)。庁内会議録だけでなく、議場内質疑やオンライン中継時の傍聴者向け字幕提供などにも応用可能。
■介護認定支援システム
⇒介護認定の現場では、紙媒体による調査記録が主流となっているが、面談情報をタブレットで記録・自動化。後方システムとの連携等の課題はあるものの、事後審査のための個人情報マスキング機能等も付加され、業務効率の向上に有益。
■生活道路健康診断支援システム
⇒自動車にセンサー(レンタル)を搭載し、車の揺れ具合や振動情報を自動的に検知・集積することで、道路の損壊や劣化状況を効率的に把握。議員としても市民相談の最多案件が道路補修関連であり、是非所管課にて参考にしつつ、対策を検討して欲しい。
■スマートロックシステム
⇒公共施設等の鍵の開閉を、センターコンソールと利用者のスマホを連動させて実現するシステム(合鍵不要)。学校体育館等の地域開放や利活用が進むなか、本市でも是非採用を検討して欲しい。 ※大和市等で類似の仕組みを一斉導入済み

【総合所感】
昨年に引き続き、DXをキーワードとした出展が多くを占めた一方で、能登半島地震でのきめ細かな現場ニーズを踏まえた防災・減災関連ブースや、子育て支援、ケアラー(介護・介助者)支援、子ども食堂などに関する新機軸の出展も目立ち、社会ニーズの変化をリアルに感じたイベントでした。
本市でも実施計画2025が進行中であるが、自治体としてのクリアすべき課題が日々発生、累積しており、その解決・改善に向けた中・長期的、全庁的視点に立った業務の見直しや設備投資等への貴重なヒントを得ることができました。

県政・市政報告会&意見交換会のお知らせ(詳細版)

既に概要のご案内をしていますが、立憲民主党・茅ヶ崎ブロック議員団による『県政・市政報告会&意見交換会』の詳細が下記の通り決定しました。

 今回は第1部で茅ヶ崎市防災対策課職員による「能登半島地震の被災地支援報告」も予定していますので、是非ともご参加ください!

 皆さまと膝詰めで、県政・市政について忌憚の無い意見交換の場となることを願っております。

徹底的な現場主義

少し長文になります。
 自治体議員の仕事は議員にもよりますが、私の場合は概ね『議会内活動』半分、『議会外活動』半分というところでしょうか。
『議会外活動』では、様々な市民相談もお受けしますが、1期目(2019年5月~2023年4月)は4年間で300件超のご相談をお寄せ頂き、市役所、県庁、警察等はもちろん、多方面の関係先に確認したり相談したりと、とにかく全力で対応してきました。
 ご相談の中には複数の類似案件が含まれ、それらは市民生活に共通する課題や問題であるため、『一般質問』などで取り上げて行政に対応や改善を求めたりと、必然的に『議会内活動』に繋がって行きます。

 今回お寄せ頂いたご相談は市道の交通安全対策。幹線道路の朝の渋滞を回避するため、狭隘な抜け道(市道)を通勤・通学(高校生)のバイク、自転車が行き交い、実際に衝突事故も起きているため何らかの対策を講じて欲しいというもの。
 時間制の一方通行規制を設ける案もありますが、その道路は普段から地元の方々も使う生活道路であり、警察に相談してみましたが実現困難であることがわかりました。
 しからばと、例えば「速度落とせ」や「事故多発」などの注意喚起を行う看板をもっと増やしてはどうかと市の担当課にずっと相談してきましたが、なかなか実現に至りませんでした。
 しかし、粘り強く折衝を続けた結果、4月に着任したばかりの課長から、「まずは現場でバイクや自転車の通行量などを確認してみましょう」との提案を頂き、私も早朝からご相談者及び市職員と一緒に道路脇での調査に立ち会いました。
 その結果、①最近はバイクもナビを装着しており、抜け道として認知されるケースが増えていると思われること、②危険なポイントの手前で当該道路の拡張工事が進んでおり、バイクも自転車も以前よりスピードを上げている感じがすること、③道路の交通量を知らずに自転車で通学する高校新一年生(音楽を聴きながら運転しているのか、イヤホンを装着している高校生も!)が存在することなどがわかりました。

 これらの気付きは、やはり「現場」に立って「現認」しなければわからないことです。これからも、徹底的な「現場主義」に立って議員としての仕事に向き合いたいと思います。

1枚目:見通しの悪い危険ポイント
2枚目:下り坂が続き、自転車にもスピードが付きます

国政・県政・市政報告&意見交換会のお知らせ

 立憲民主党茅ヶ崎ブロック議員団(県議会議員=平野みぎわ、市議会議員=早川ひとみ、藤本けいすけ、吉川ひかり)では、来る7月6日(土)13:30~15:30、市民文化会館にて『国政・県政・市政報告会&意見交換会』を開催します。
 先の衆議院議員補選(東京、島根、長崎)において立憲民主党候補3名が全員当選を果たし、「裏金」問題に象徴される現与党政権の「政治の私物化」に厳しい「No!」が突き付けられました。
 この流れを止めることなく、国政、県政、市政に関する現状の報告と、市民の皆さまとの膝を突き合わせた真摯な意見交換とすべく、議員一同準備を進めて参りますので、是非ご出席ください。
明日の政治を変えるのは「あなた」です!

「学びの多様化学校」(不登校特例校)を視察しました

 先日、大和市が運営する「学びの多様化学校」(いわゆる不登校特例校)の「引地台中学校分教室」を視察しました。様々な事情や理由から地域の学校に通うことが難しくなった生徒たちが、自分のペースで自分らしく勉強し、自分らしい中学校生活を送るための教室です。

 場所は柳橋小学校の敷地内にあり、写真でご覧の通り、先生と生徒たちで一緒に考え工夫を凝らした過ごしやすい教室環境となっています。生徒数の定員は10名×3学年の合計30名。授業のカリキュラムも柔軟に設計(全学年共通)されており、一斉授業+個別指導の組み合わせとなっているほか、通室できない生徒はオンラインでも学ぶことができます。

 そのほか、調理実習してできたものを自分たちで食べたり、カフェで寛いだり、校外学習や宿泊学習があるほか、夏休みの教室開放や手作りの卒業式など、従来の学校には無い様々な取り組みが特徴です。

 ご案内頂いた大和市教育委員会職員の方の「学校らしくない学校を目指す」、「卒業後も生徒たちにかかわり続けたい」というお話しにとても感銘を覚えました。

 茅ヶ崎市内でも、地域の学校に「通えない」、或いは「通わない」児童・生徒たちがたくさんいます。明治5年に政府によって「学制」が制定されて以来150年。社会情勢が大きく変化し続ける今日、私たちの暮らしや生き方の多様化を支える「学びのスタイル」はいかにあるべきかが問われています。

 ☆ 「引地台中学校分教室」の詳細な情報はこちら↓

学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)「引地台中学校分教室」/大和市 https://www.city.yamato.lg.jp/gyosei/soshik/67/18127.html

「“ちがさき”の「あんなこと、こんなこと」についてお話ししてみませんか?

茅ヶ崎市議会では、下記チラシの通り年2回、市民の皆さまとの「意見交換会」を開催しています。一人でも多くの方と、本音をぶつけながら”ちがさき”の未来を語り合いたい。

私たち議員にとっては、皆さまとの対話こそが明日への活力源です。「開かれた議会」を目指す取り組みの一つですので、奮ってご参加ください!