藤本けいすけの「日日是好日」

里山コモンズ(共有財)感謝祭

11月23日(日)、市内下寺尾地区で里山保存活動に取り組む方々(NPO団体・里山コモンズ~現在法人認定申請中)主催の感謝祭にお邪魔しました。

元々は住宅近隣の不耕作農地が資材置場に転用されるとの情報を聞きつけた有志住民の方々が、まちのみどりと景観を守るために同地を買い取り、農地(市民ガーデン)として維持して行くこととなった場所です。
私も資材置場の規制に関する市独自の条例制定に向けた政策研究と提言を行っていますが、単に規制するだけでは意味が無く、後継者の居ない農地を農地として守って行く取り組みとセットでなければならないと考えています。

不耕作農地を買い取り、新規就農希望者や、本件のように元々農家でない方が転用手続き(農業委員会+県の許可が必要)を経て耕作地として維持して行くことは、手続き面や資金確保等の面で並大抵の努力では実現できませんが、新しい農地とみどりの保全モデルとして大いに注目に値することから、今後行政にも様々な連携・支援策の検討を提案して行きたいと思います。


(写真解説)
・敷地内にはミツバチ用のハウスや木の枝に吊るしたお手製のブランコ、鹿のオブジェ、貸出用の市民ガーデン区画などもあり、今後は奥側の樹林敷地内広場にツリーハウスを建てる計画などもあるそうです。
・感謝祭では、ガーデンで採れた野菜などを使った手料理もふるまわれ、美味しく頂きました。