藤本けいすけの「日日是好日」
自動運転車両の開発工場を見学しました
5月30日(金)、市内萩園地区に新しく自動運転車両の開発工場を開設されたピクセルインテリジェンス㈱様を訪問しました。
同社は中国の車両開発企業と日本のIT企業(TIS㈱)の合弁会社。
国内でレベル4の自動運転車両の走行を目指して事業展開されて
います。
実用までには関係諸官庁や自治体、地域住民などとの綿密な協議
調整が必要となりますが、「自動運転車両を造るのではなく、新しい移動サービスの提供を目指す」という同社の説明に、一緒に参加頂いた市民の皆さんも興味津々な様子でした。
茅ヶ崎市内でも、高齢化の進展に伴う運転免許返納やバス路線の減便などにより新しい移動支援サービスへの需要が急増していますが、このような新しい取り組みも視野に入れ、自治体議員として積極的に関連施策の後押しをして行きたいと思います。
政策提言力を磨く
5月19日(月)、立憲民主党神奈川県連所属の一般市町村有志議員で構成する委員会にて、「政策意見交換会」をオンライン開催しました。
今回の交換会では、各議員がそれぞれの議会において一般質問で取り上げた(或いは今後取り上げる予定の)テーマの解説や、各自治体の最新トピックスなどを紹介するものでしたが、大変有意義な機会となりました。
私たち議員にとっては「行政のチェック」と「政策提言」がその大きな使命となりますが、様々な研修会等を通じ、全国の他自治体の政策課題や先進事例などを学ぶ機会は相応にあるものの、意外と近隣自治体に関しては少ないのが実情です。まさに「灯台下暗し」ですね。
このような機会で把握した共通課題などについては、県連や党本部に対して解決に向けた提言や申し入れなどもできることから、まさに政党に所属する我々自治体議員の強みであり、また責務でもあります。
今後もこのような取り組みを継続し、市民の皆さまの負託に少しでもお応えして行きたいと思います。
2025年・市議会臨時会を終えて
市議会臨時会が5月14日(水)~16日(金)の3日間開かれました。
臨時会は市長が臨時の議案がある場合や議長、副議長の選挙等を行う場合に招集されます。
茅ヶ崎市議会では、議長・副議長、各委員会委員の任期は慣例により2年で改選となっており、今臨時会はまさにそのタイミングで開かれたものです。
議長には前期に続き岸正 明議員が、副議長には私が所属する会派から早川仁美議員が選出され、今後2年間の議会運営に当たります。
また早川議員が副議長に就任した関係で、私が会派代表に、吉川ひかり議員が会派副代表兼会計に就任し、各自の所属委員会は次の通りとなりました。
・早川仁美議員=環境厚生常任委員会
・藤本恵祐議員=議会運営委員会(副委員長)、都市経済常任委員会(副委員長)、ICT活用推進協議会委員
・吉川ひかり議員=文化教育常任委員会、広報広聴委員会(副委員長)
残り議員任期2年間を、「ちがさき立憲クラブ」の議員一同、全力で走り切ります。
埼玉県川口市への視察報告
5月12日(月)、所属会派(ちがさき立憲クラブ)では、埼玉県川口市への視察を行いました。
視察テーマは「資材置場の規制」についてで、2023年11月に続いて2回目の訪問となります。
同市では、2022年7月から面積が500㎡を超える資材置場の設置を許可制にする条例を制定し、景観の棄損、騒音、振動、悪臭などの諸問題に対処してきましたが、800ヵ所を超える既設の資材置場には規制が及ばないという課題が残されていました。
そこで今回当該条例を廃止し、屋外での資材の適正保管を求める内容の条例を新たに制定し直し、既設置場についても規制の網を広げることとしたものです。(100㎡以上の置場を許可の対象に、違反時の罰則を強化~2025年10月施行)
茅ヶ崎市でも北部地域を中心に資材置場が急増し、川口市同様の条例制定等の早急な対応が求められます。
今回の視察で得た知見を基に、市議会第2回定例会(6月)の一般質問で市の見解等を質す予定です。
歩行者横断点滅機視察レポート(藤沢市)
4月10日(水)、藤沢市内で試験的に設置されている「歩行者横断点滅機」について、藤沢市(道路維持課)にお話しを伺ってきましたのでご報告します。
そもそも視察のきっかけは、私の自宅そばの藤沢市立滝の沢小学校前の横断歩道に設置された見慣れない装置(写真は市立新林小学校前)を見かけたことでした。
この装置は警察が管理するいわゆる「信号機」ではなく、「信号機」の無い道路で歩行者がボタンを押してその存在を車両の運転者に知らせ、一旦停止を促す機器で、自治体が任意で設置するものです。
元々は愛知県で設置が始まったようですが、藤沢市では通学時の安全確保や児童の交通安全教育の一環として試験的に導入し、今年度中に4機目を設置予定とのことでした。
ソーラーパネルとバッテリーで稼働し、装置の費用は約170万円(装備品により変動)だそうですが、導入に際し路面や横断歩道、ガードレールなどの再整備も同時に行った場合、1ヵ所当たり約1,000万円程度の費用を要したとの説明がありました。(装置自体は他の場所への移設も可能な仕様)
信号機のない横断歩道では約8割の車が止まらないという調査結果もあるなか、現地視察した新林小学校前の横断歩道では一旦停止率が設置前=44.8%から68.8%に向上するなど、一定の効果が見られるとのことでした。
費用対効果の検証も必要ですが、茅ヶ崎市でも一度検討してみる価値がありそうです。