藤本けいすけの「日日是好日」

市議会第4回定例会報告(11/27~12/19)

早いもので今年もあと1週間となりました。以下本年締めくくりの第4回定例会トピックスについてご報告します。今定例会でも補正予算、条例改正、指定管理者選定、陳情など多くの議案を審査しましたが、注目の議案を厳選してお伝え致します。


【補正予算】(全件賛成)

(第8号)
・斎場施設管理運営経費(+10,186千円~市一般財源)
⇒火葬受け入れ枠拡大等に伴う費用。繁忙期である冬期期間において、「友引」の日も開場し、受け入れ件数を130最大130枠拡大。待機日数も最長5日間までに抑える方針。

(第9号)
・緑の保全事業費(+4,361千円~その他財源)
⇒市内南部の保存樹林(約3,400㎡)公有地化を目的に測量及び不動産鑑定を行う。将来は公園等として整備・活用を図る方針。

(第10号)
・道の駅整備推進事業費(+47,038千円~市一般財源)
⇒柳島しおさい公園敷地内(県有地)に85台収容可能な臨時駐車場を整備し、既存駐車場の混雑を解消する。(供用開始時期は検討中)
☆国道134号線への出場、合流時の安全確保策等を要望しました。

(第11号)
・物価高対応子育て応援手当(+800,000千円~国庫支出金)
⇒国の補正予算成立を受け、0歳~高校3年生までの子どもを養育している父母等に、子ども一人当たり2万円の手当を支給する。(2025年~2026年3月31日までに生まれた子どもも対象)
⇒原則児童手当支給口座へ自動的に振込み予定(詳細は別途市HP等で周知)
・物価高騰対応重点支援事業費(+1,778,860千円)
⇒国の補正予算成立を受け、物価高騰の影響を受ける市民及び市内事業者支援策として、全市民に一律6,000円分の商品券(市内限定利用可)を配布する。(詳細は別途市HP等で周知)
☆本議案は市議会定例会会期内ギリギリでの審議となりましたが、もしお米券配布という案だった場合は、米価上昇に繋がる懸念等の理由により反対予定でした。全市民を対象に配布するという公平性と市内中小事業者優先の券面構成案(市内中小事業者は最大6,000円分、大手事業者は3,000円分を想定)については評価するとともに、過去に実施した商品券発行事業の反省点等を活かし、迅速かつ正確な配布に務めるよう要望しました。

【条例改正】(全件賛成)
・茅ヶ崎市斎場条例の一部を改正する条例
⇒従来茅ヶ崎市民及び寒川町民は無料であった火葬室使用料を有料化(最大10,000円)し、他自治体在住者の使用料を増額(最大90,000円)する改正。受益者負担の考え方に基づき、将来にわたる施設維持費の確保等を目的に、県内他自治体の動向を踏まえて改正するもの。
☆市民の利用料が最大10,000円という設定であり、将来の施設老朽化等への対応に鑑み、止む無しと判断しました。

【陳情】(一部賛成)
・「今こそ選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書」採択に関する陳情
(陳情第33号)
⇒国(政府、国会)に対し、茅ヶ崎市議会より「選択的夫婦別姓制度」の早期導入を求める意見書提出を要望する陳情で、総務委員会において賛成多数(3対2)で採択、続く本会議においても意見書提出議案に賛成多数(17対8)で可決。
☆国民的に耳目を集めているテーマですが、もはや日本国憲法の平等原則や国内外の社会情勢等を踏まえれば、早急に民法を改正し制度導入に踏み切るべきとの立場から賛成しました。本会議の採決では内部で賛否が割れた会派も2会派あり、このような賛否結果となる議案は僅少です。
個人的には、肌感覚ながら今回の賛否結果(17対8)は、国民全体の賛否意向とほぼイコールではないか、と考えています。(全国他自治体からも制度導入を求める意見書が相次ぎ提出されています)