藤本けいすけの「日日是好日」

藤本けいすけの「日日是好日」

『議員活動レポート(Vol.14)』電子版をお届けします。

今回は市議会第3回定例会(9/1~29)模様のほか、会派による「川崎市 子ども夢パーク」視察報告についてもご紹介していますので是非ご覧ください。

子どもの「育ち」と「学び」が多様化する今日、これからも子どもたちが伸び伸び生きやすい社会づくりを目指して活動して参ります。

 

安倍元首相の国葬儀について再び

今月は街頭に立って活動する機会を増やしています。

そのようななか、安倍元首相の「国葬儀」について沢山のご意見を頂いてます。私は所属する立憲民主党のスタンスに同じく今回の「国葬儀」には反対の立場ですが、その理由は単に法的根拠の不明確さや税金を使うことの適否だけではありません。

そもそも、「なぜ政治家だけをかくも別格に扱うのか?」というその手前の問題意識を持っています。

政治家は、国や社会を良くしたいという強い信念と使命感に基き、選挙を経て議員や大臣、首長になるわけですが、一旦指名を受けたからには全身全霊を賭けて職責を果たし、目標(公約)を遂げることは当然のことであり、いくら功績を積んだとしても、「国葬儀」などでの別格扱いはおかしいと思います。

もし万人異論なく人格、功績ともに高い評価を受け、真に国民・市民のために命がけで尽くした政治家が居たとしても、個々人がその墓前で手を合わせ、功績を称えつつ、静かに冥福を祈ることで十分ではないでしょうか。私はそう考えます。

ナンセンス極まりない!

多くの国民の反対にも関わらず、安倍元首相の「国葬儀」が先日強行されました。

当日は多くの参列・献花者があった一方で、会場周辺では大規模な反対デモも繰り広げられるなど、国論を二分してしまった岸田首相の浅薄な決断によって、却って故人の功績や名誉を棄損する結果となりました。これは主権者たる国民だけでなく、故人や遺族にとっても失礼千万なお話しだと思います。

そして私がさらに憤りを覚えたのは、「国葬儀」の翌々日に首相が記者団の取材に答えた中身です。報道によれば、「まずは幅広い有識者から意見を聞き、国葬儀の論点と意見整理するところから(検証を)始める」旨表明したとありますが、呆れて開いた口が塞がりません。

一体どのような勢力に背中を押されてそのような判断をしたのか不明ですが、そもそも強い反対を押し切って強行したのは政府のトップたる首相自身であり、それを「事後」に検証すること自体がナンセンス極まりないお話しであることはもちろん、またぞろこのタイミングでお得意の「有識者」を持ち出しているところに、政治家としての逃げと深刻な劣化を感じざるを得ません。

この国は一体どこに向かおうとしているのか・・・。舵取り不能になった難破船の末路を想起して、思わずぞっとしてしまうのは私だけでしょうか?

子どもたちの鋭い感覚に脱帽

先日の新聞記事で千葉市が主催する「子どものまちCBT」について
取り上げられていました。

CBTはCiba Townの略だそうで、子どもたちが一堂に会し、子どもたちの企画運営で市役所、警察、銀行、商店などを模擬運営&職業体験。疑似通貨も発行するという本格派です。

その中でも私が注目したのは、1年任期の「子ども市長」を選ぶ選挙戦。本格的な立ち合い演説会もあり、その際各候補者は素顔ではなくキツネのお面を被って登壇するそうですが、その理由が「投票が外見で影響されないように」というもので、しかもそのルールは子どもたち自らが考え出したんだそうです。

例えば顔写真を撮る時には、真っ白な歯をさりげなく見せて口角を上げて笑顔を作るとか、政治に携わる者はとかく外見や印象を気にしがちですが、「大切なのは中身」なんだと子どもたちは見抜いている訳で、思わずはっとさせられました。

しかし、選挙の時に被るのがキツネのお面と知って、ひょっとして、政治の世界は「キツネ」と「タヌキ」の化かし合い、なんて子どもたちのキツイ皮肉が籠められているんじゃないか?と勘ぐってしまうのは、果たして私だけでしょうか?(画像は先の参院選ポスター)

☆「子どものまちCBT」関連サイト
⇒ 千葉市:こどものまちCBT ( https://www.city.chiba.jp/kodomomirai/kodomomirai/kikaku/kodomonomachicbt.html )

安倍元首相の国葬に反対します

現在政府では安倍元首相の「国葬」を強行しようとしていますが、私は反対の立場であり、今回茅ヶ崎市長及び教育長に対し、市議会内会派としてご覧の通り申し入れを行いました。

元首相が無法な銃撃で亡くなったことには、深い悲しみと憤りを覚え、心から哀悼の意を表するものです。

しかしながら、未だ政治的な評価が分かれ、銃撃の原因ともなった特定宗教団体との関係も不明瞭なままの政治家について、法令の根拠無く国民の強い反対があるなかで、膨大な予算を投じての「国葬」は到底容認できるものではありません。

現状の「国葬」を巡る政治的な混乱は、かえって故人の名誉や評価を貶めることになるのではないでしょうか。

☆安倍元首相の「国葬」に関する世論調査結果↓

内閣支持ほぼ横ばいの50%、国葬の実施決定「評価せず」56%…読売世論調査 : 読売新聞オンライン
( https://www.yomiuri.co.jp/.../yoron.../20220904-OYT1T50130/ )

安倍元首相の国葬賛否、反対56% 8月比で賛成減る 朝日世論調査 [国葬]:朝日新聞デジタル
( https://www.asahi.com/articles/ASQ9D3GNCQ9DUZPS002.html )

市議会第3回定例会スタート

9月1日(木)~29日(木)の日程で、第3回定例会がスタートしました。

今定例会では補正予算や条例制改定などの通常議案のほか、2021年度(令和3年度)の市の決算認定議案が上程されています。

私は決算特別委員会の委員ではありませんが、他議案も含めしっかりチェックして行きたいと思います。なお、今回の私の一般質問は、「マンション施設関連政策」と「市職員のテレワーク」
の2題について取り上げる予定です。前者は、コロナ禍の影響で人口微増が続く茅ヶ崎市の将来のまちづくりや市民生活の諸課題に、後者は市職員のテレワークの生産性や市民サービス向上への貢献度などに焦点を当てたいと考えています。
皆さまも是非市議会の傍聴をお願い致します。

☆茅ヶ崎市議会第3回定例会議案↓
令和4年第3回定例会に関する資料(令和4年9月)|茅ヶ崎市 ( https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/gikai/1034992/1049797.html )

☆茅ヶ崎市議会オンライン傍聴サービス↓
茅ヶ崎市議会 映像配信 ( https://chigasaki-city.stream.jfit.co.jp/ )

第2回・オンライン市政報告会&意見交換会

5月に引き続き、私の後援会主催「オンライン市政報告会&意見交換会」に参加しました。

後援会長挨拶に引き続き、茅ヶ崎市の記者発表資料をネタにした市政トピックス解説や、9月1日からスタートする第3回定例会の議案解説(資料は既に市のHPで公開)、フリーテーマでの意見交換、参加者の活動紹介などであっと言う間の90分でした。

毎回参加者は10名限定となっていますが、このくらいの人数が最も活発なミーティングとなるようです。

意見交換では、市の子ども関連政策や転入人口促進策などたくさんのご意見やご質問を頂きましたが、今後の議会での議案審査や一般質問、政策提言などでしっかり生かして行きたいと思います。

ご参加頂きました皆さま、また主催頂きました後援会役員の皆さまに心から感謝申し上げます。

☆茅ヶ崎市議会第3回定例会議案↓
令和4年第3回定例会に関する資料(令和4年9月)|茅ヶ崎市 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/gikai/1034992/1049797.html)

 

市民と市議会の距離を縮める

私が所属する茅ヶ崎市議会・広報広聴委員会では、現在「ちがさき市議会だより」(年4回発行)の見直しを進めています。

紙面を冊子版から手に取って読みやすいタブロイド版に変更したり、市民や市内の法人・団体なども登場する特集記事を掲載したりと、様々なアイデアを詰めているところですが、私からは是非読者モニター制度を導入すべきとの意見提起を行いました。

「ちがさき市議会だより」は約10万部発行されていますが、より多くの市民や関係者に手に取って読んで頂くことはもちろん、どんな情報発信が期待されているのか?、掲載された記事はわかりやすかったか?などについてタイムリーにご意見・ご感想を把握し、積極的に紙面に反映させてゆく仕組み作りが大切だと考えるからです。

多くの他自治体議会で既に読者(市民)モニター制度(定期的なアンケート収集やモニター座談会など)が導入されていますが、私は新規有権者予備軍とも言える高校生年齢層の市民にも意欲的に参加頂ける制度を作りたいと願っています。

議論はまだ続きますが、実現の暁には皆様も是非ご協力ください。

☆議会だよりコンクール入賞事例(全国町村)
⇒ 令和3年度町村議会広報表彰(第36回広報コンクール)|町村議会広報表彰|表彰|全国町村議会議長会
( https://www.nactva.gr.jp/html/commendation/result.html )