藤本けいすけの「日日是好日」
公共施設整備の手法について学ぶ
2月9日(火)、神奈川県内自治体有志議員で、公共施設整備の手法に関するオンライン勉強会を開催しました。
勉強会のミソは、講師を某大手IT企業の公共事業担当セクションに依頼したこと。
議員の立場では発注者側=自治体側から見た公共施設整備手法(PFI=プライベイト・ファイナンス・イニシアティブなど)の動向や課題について学ぶのが通例ですが、今回は敢えて事業を受注する事業者側からの観点で学ぶことにしました。
その方が、様々な手法に潜む問題や課題がより浮き彫りになると考えてのことですが、議員としての整備事業に関するチェックポイントなどを具体的に学ぶことができて、とても有意義な勉強となりました。
これからも、自治体の枠を越えて切磋琢磨の勉強会を継続し、議会審議や政策提言などに役立てたいと思います。
☆公共施設整備手法に関する最新動向はこちら
特定非営利活動法人日本PFI・PPP協会 (http://www.pfikyokai.or.jp/)
同志を募ります
2月2日(火)~6日(土)まで繰り広げられたお隣り寒川町の町議会議員選挙をお手伝いしました。
7日(日)に投開票となり、同じ政党所属の茂内ひさよ候補、小泉しゅうすけ候補とも見事当選。茂内候補は、準備期間実質わずか2ヵ月の新人候補ながらダントツのトップ当選、現職2期目の小泉候補も前回選挙から約2倍の得票数を獲得しての当選となりました。お二人とも素晴らしい成果だと思います。
「選挙は水物」「選挙は風」とかよく言われますが、候補者の経歴、政策だけでなく、選挙の時の他候補の顔ぶれや同時期に開催される国政選挙の情勢、政治的社会的に注目を集める事件の発生、はたまた選挙ポスターの内容や見栄え、掲示番号(位置)に至るまで、ありとあらゆる要素が票の行方に左右するのは間違いありません。
たった2回の選挙経験しかありませんが、自分なりに考えるに、選挙は自分の政策や人柄、経歴を一人でも多くの市民の皆さんに知って頂くための「戦略」(マーケティング)と、市民の皆さんの懐に飛び込んで行く「行動力」(ハート)の「掛け算」で結果が決まるのではないかと思っています。今回のお二人は、その「掛け算」効果をしっかり発揮された好例ではないでしょうか。
次回茅ヶ崎市議会議員選挙は2年後。私同様、長年民間企業でビジネスに携わってこられた多くの方が、候補者の列に加わって頂くことを願って止みません。
地方議員を目指してみたいという方がおられましたら是非ご連絡ください。共に切磋琢磨して行きたいと思います。
スーパー公務員
いま面白い本を読んでいます。「東京脱出論」と「ビレッジプライド」。
「地方の時代」に向けた新しい取り組み事例や志などをふんだんに紹介するものです。中でも「ビレッジプライド」の著者でもある島根県邑南町職員の寺本英仁さんは、以前NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」にも登場した有名な「スーパー公務員」ですが、過疎化という難題に直面した邑南町を、町民の皆さんを巻き込み、悪戦苦闘しながら再生に向けて取り組む姿には心を打たれます。
私は民間企業の社員から議員に転身しましたが、公務員の仕事と民間会社の仕事は本質的に違うものと考えていました。しかし、今その考えはガラッと変わりました。
公務員は誰のために仕事をするのか。それは税金を納め行政サービスを受ける市民、即ち「顧客」のためです。一方、会社員も税金こそ取り扱いませんが、自社のサービスや製品を利用頂く「顧客」のために働いている点において、本質的には何ら変わるものではないと確信しています。
市民を自治体の「株主」と考えれば、なお一層はっきりします。邑南町の寺本さんもなかなかのアイデアマンであり行動力溢れる方ですが、茅ヶ崎市にも負けず劣らず素晴らしい志と意欲を持った職員がたくさんおられることを私は知っています。
議員の重要な役割りは「政策監視」と「政策提言」ですが、私はもっと積極的な「政策提言」を重ね、市職員の皆さんと良い意味での競争=切磋琢磨したいと願っています。そのことが、きっと顧客(市民)の皆さんの利益に叶うと信じて止みません。
政治の理想と現実
2度目の緊急事態宣言が延長されようとするさ中、複数の国会議員が不適切な行動と虚偽を交えた弁明謝罪によって議員辞職や所属政党から離党するというニュースが報道されています。
私は2年前、志を持って会社員から自治体議員に転身しましたが、このようなニュースに接して、心からの「義憤」を覚えます。
彼らの政策や主義主張に賛同・共感し、清廉さや誠実な志などを評価して貴い1票を投じ、「国権の最高機関」たる国会に送り出した有権者への裏切りは、所属政党がどこかなど関係なく、決して許されるものではありません。国会や自治体議員は、国民生活に大きな影響を及ぼす予算を承認したり、時として権利の制限や履行義務を伴う法令を制定するという公権力の行使に深く関与する立場にあります。
そのような立場にある者(今回は全員が政府または議会内の要職者)が、国民には我慢や不便を強いながら、一方で自身は自由気ままに行動し、最後は仲間を庇って嘘の弁解を平気でしてしまう・・・。本当に情けなくなって涙が出てきます。
マスコミも、辞職や離党という結果ばかり報道していますが、彼らは一体そのお店で誰とどんな「会話」を交わしていたのか・・。
その点にも是非触れて欲しいものです。非常時における国家統治のあり方や国民の生命・財産擁護の方法について真剣な議論が交わされているさ中のその「会話」こそ、この国の政治の「理想と現実」のギャップを象徴するものに他なりません。
真摯に政治活動に取り組む国会議員・自治体議員の皆さん、所属
政党などに関わらず、本件について思うところをどんどん発言、発信してください!我々の存在意義が問われています。
オンラインで語り合う
1月31日(日)、遂に新年も一月が過ぎました。
コロナ禍を迎えてから一日が今までよりも速く過ぎ去るような感覚を持つのは私だけでしょうか?
午後は2本のオンラインイベントがありました。まず13時から私が所属する立憲民主党の党大会で、全国の自治体議員はYoutubeで視聴。枝野代表から政権交代に向けた方針が改めて発表されました。視聴する全国の支援者等から寄せられるコメント投稿には、非常に示唆に富む意見もあって、大変勉強になりました。これもオンライン形式ならではの効果かも知れません。
続く14時からは市民活動サポートセンター主催の「公民協働のまちづくり」セミナーに参加。外部講師によるSDGsに関する講義のあとで、市民協働の進め方についてのグループワーク。私のグループでは、障がい者の就学就業支援に向けた協働をテーマにディスカッションしましたが、「支援という意識ではいつまでたっても成果は見い出せず、協働の輪は広がらない。
障がい者が就学先や就業先の一員になることによって、こんなメリットやチャンスが生まれるということを、障がい者と共に見い出し提唱して行く姿勢が重要ではないか」という意見はまさに目からウロコでした。
今後もこのようなオンラインセミナーにどんどん参加したいと思います。
四半期活動レポートVol.7をUPしました
最新の活動レポート(2020.11~2021.1)をUPしましたので是非ご覧ください。
本HPで配信のほか、市内で13,000部をポスティング&駅頭配布させて頂いております。ご自宅近くでポスティングにご協力頂ける方がおられましたら、ご連絡よろしくお願い致します。(ボランティアでお願いしております)
市政相談と人生相談のはざまで
1月29日(金)、市担当課との政策に関する意見交換と市政相談をお受けするため市役所に向かいました。
市政相談は80歳を超えられた男性市民の方から。現在年金生活で独居だそうですが、市営住宅への入居申請で抽選に漏れ、止む無く市外で住居を探そうかどうか迷っているとのご相談でした。
今までの人生の歩みや現在のご親族との関係などをあれこれ伺いつつ、身体が若干ご不自由なこともあり、知人・友人が誰も居ない他市への転居は保留し、市内居住継続を模索するようアドバイスさせて頂きました。
コロナ禍などで生活困窮に陥る方や、伸び伸びとした暮らしを志向して茅ヶ崎市内に転入する方々の増加もあり、今後の市内の住宅事情について、自治体としてもしっかり目配せすることの必要性を痛感したご相談でした。
時代の流れを読んで汲む
1月28日(木)、午前中は広報広聴委員会に出席し、今春開催予定の「市議会意見交換会」の運営詳細について打合せを行いました。
議題の中にはアンケート用紙の内容も含まれましたが、「性別」記載をどうするかについても真摯な議論が交わされました。
まだあまり認知されていませんが、茅ヶ崎市では本年4月から性的マイノリティに配慮した「パートナーシップ宣言制度」がスタートします。この制度にも様々なご意見や課題がありますが、時代の流れを着実に汲み取った取り組みの第一歩として高く評価したいと思います。
午後は帰宅して昨日に引き続き「オンライン勉強会」に参加しました。
テーマは「DXと自治体システム」。DXは「デジタルトランスフォーメーション」の略語(造語)で、情報のデジタル化によって様々な社会やビジネスの構造変革を目指す取り組みを指します。
行政分野でも、コロナ禍によって市役所に行かなくても様々な手続きを済ませたり、定型的な業務をコンピュータ処理することで効率化や無人化したりする動きが出ていますが、結局は全てのサービスや業務に当てはめるのはまだまだ困難であり、かつ導入には高度の専門的な知見が必要とされるDX分野への投資について、市でどこまで適正かつ有効なジャッジとフォロー、そして議会としての適切なチェックができるかはまだ未知数です。
IT業界出身議員として、正面から取り組んでみたい分野の一つです。
☆茅ヶ崎市「パートナーシップ宣言制度」の詳細はこちら
(仮称)茅ヶ崎市パートナーシップ宣誓制度|茅ヶ崎市 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/.../1041470.html)
首長(くびちょう)のコミュニケーション力とリーダーシップ
1月27日(水)、午前中は市政相談対応で外出。午後は自宅でオンライン研修を2本受講しました。
1本目はコロナ禍を踏まえた「国と地方財政の課題」について。
今、茅ヶ崎市でもコロナ禍による税収減や対策費用増などで厳しい財政運営を強いられ、来年度予算編成も困難を極めていますが、財政の専門家でもある研修講師の見解では、コロナ禍に起因する経済低迷は、最低でも今後3年は見ておかなければいけないとのこと。特に茅ヶ崎市のように製造業など企業の少ないベッドタウン的な自治体は回復が遅くなる傾向にあるそうです。
私の議員の任期はちょうど折り返しであと2年。とすると、私は「ウィズ・コロナ、アフターコロナ」に向けた政策評価力や提言力をもっと磨くべし、という命題に応えなくてはなりません。この点を肝に銘じて研鑽努力したいと思います。
2本目は、新型コロナ感染症が日本で察知されて以降、主要自治体はどのように動いたかというテーマでの勉強会でした。
その中で出色だったのが、熊谷俊人・千葉市長のプレゼンです。熊谷市長は私の前職と同じ会社(NTTグループ)の出身ですが、コロナ対策も民間企業でのビジネス経験などを活かし、全国に先駆けていち早く独自の取り組みを進めました。
プレゼンで印象的だったのは、「首長(自治体の長=知事、市町村長)のミッションは、専門家の見解を独自に咀嚼し、市民に判りやすく発信すること」というメッセージです。そのほか、数値やグラフなどを駆使したシンプルな説明資料には唸らされました。
非常時こそ、首長のコミュニケーション力とリーダーシップが試されると言って間違いなさそうです。
世代別政党があってもいい
1月26日(火)は地元小学校の登校見守り後、議会内打合せのため市役所に出向きました。
帰宅して事務作業しながらTVで通常国会中継を視聴。コロナ対策を中心に、政府と与野党で様々な質疑が交わされています。
しかし、どのような対策が本当にベストなのかはさておき、その大半が国の借金(国債)頼みとせざるを得ず、その負担は将来世代に広く重くのしかかって行くという事実に触れるやり取りはほとんどありません。
「将来世代にツケを廻さない政治を目指す」。国会や地方議会でもこのようなフレーズを良く耳にしますが、そのことは本来であれば誰かの代弁ではなく、「我々若い世代に過剰な負担を押し付けることは認められない」というフレーズで、若い世代の人々が直接自らの言葉で発してもらう必要もあると思っています。
その意味で、私は『世代別政党』(例:30代の党、40代の党)が立ち上がり、政治の世界にもどんどん代表者を送り込んで欲しいと願うものです。
単なる「政治家の若返り」ではなく、政治の世界にも世代間の垂直バランスを適切に取り込む動きが出てくることを切に期待し、応援したいと思います。
一本の電話
1月22日(金)、午前中はお隣り寒川町での地域廻り、午後は市政相談の一環で取り扱った除草作業の状況と道路損壊箇所の確認やフードバンク活動支援で市内を巡回しました。
その間に市民の方から一本の電話。
(Yさん)「市内でコロナ感染が拡がっていますが、感染者が多いエリアはどこですか?」
(私)「市は詳細を公表していませんが、それを知ってどうされるのですか?」
(Yさん)「そのエリアには近づかないようにしようかと思って・・・」
(私)「もしそのエリアがYさんのお住まいの地域だったらどうされますか?」
(Yさん)「・・・」
(私)「風評被害を起こしてはいけませんし、皆で正しく感染予防するのがベストだと思います」
Yさんのような不安が市民に広まりつつあるなか、政府は新型コロナ対策関連法の改正で、感染者が入院勧告に従わない場合は懲役や罰金といった刑罰を科す案を国会に提出しようとしています。
自分の意思で感染する方は誰もいませんし、不十分な予防策で感染してしまう方はいるかとは思いますが、そのような方でも場合によっては刑罰を科される可能性がある法令は、果たして憲法が定める人権規定に照らして合理性、妥当性があるでしょうか?
Yさんのような心理を踏まえ、私は良識の府である国会において全ての国会議員が、仮に自身や家族がそのような刑罰を科される立場に置かれた場合に是認できるかという観点で真摯に議論を交え、適切な結論が見いだされることを期待します。
厳しい選択
1月20日(水)、10時から開催された市議会全員協議会に出席しました。
福祉関連法制度の変更に伴う現場の運用体制拡充や公共施設の運営見直しなど4件の協議となりましたが、インパクトが大きかったのが、2022年(令和4年)3月に予定されていた茅ヶ崎「道の駅」が、コロナ禍による財政難等を踏まえ、2025年(令和7年)7月に開業延期とする方針が示されたことです。(今回で2回目の延期)
私も昨年9月の第3回定例会で、「道の駅」の準備状況について質問した際、市長からも「市内経済活性化の起爆剤として予定通り準備を進めたい」との答弁があったため驚くと同時に、今までご協力頂いた地元の皆さんや大きな期待を寄せられた市民の皆様に対し、申し訳ない気持ちで一杯となりました。
財政事情がそれだけ逼迫してきたとは言え、神奈川県と一体となり、ここまで投資を進めてきたからには、2025年の開業までその熱を冷まさないための仕掛けや候補地の暫定活用、コロナ禍による人々の生活様式の変化を踏まえたリ・マーケティングを実践することが必要と考えます。
午後は事務所にて市政相談。地元県議と一緒にまちづくりやゴミ処理問題など、様々なテーマで意見を交わしました。はやり、県も市と同じく財政難に喘いでおり、県・市連携して重複やムダの無い効率的な政策・事業を進める必要性を痛感しました。
夜は地元地域団体の会合へ。先日発生した県立里山公園内施設の火災で、団体が管理するお祭り用品等の備品類が焼失してしまい、コロナ禍で人が集まる園内イベントも開催が困難なことから、当面の間は活動休止に。
本当に残念至極です。ファンドを立ち上げて用具類を揃えるなどのアイデアもぶつけてみたいと思います。
コンパクトシティについて考える
1月18日(月)、市内に湘南キャンパスを構える文教大学の学生さんたちから、様々なテーマで政策提言を受ける発表会に参加しました。
例年議事堂で対面形式にて開催されてきましたが、今年はコロナ対策でオンライン形式に。社会教育、ゴミ問題、道の駅などについて、大変貴重な提言を頂きました。これからの市政に活かせるよう参考にしたいと思います。
私はこの発表会に臨む前段として、富山市が強力に推進する「コンパクトシティ」に関する書籍を読んでみました。
富山市は市長のリーダーシップのもと、回避困難な人口減少トレンドを“よりマイルド“なものにすべく、低床式鉄道(LRT)を基礎インフラとしたコンパクトシティ作りを、公民連携によって実現しています。
その構想が大変ユニークなので少しだけご紹介しておきますと、「水、人、データの流れ」を活用して新しい時代の富山市を創る、というものです。
「水」は昔から取り組んできた「神通川」の治水、「人」は「LRT」による新たな人の移動、そして「データ」は市内に張り巡らした「LoWaWAN」(IoTセンサーネットワーク)で収集される様々な情報を指します。
そして富山の「置き薬」から想像される「治療」を「未病」に進化させるヘルスケアも視野に入れた取り組みも模索するものです。
さて、私たちの茅ヶ崎も元々総面積約36㎢(藤沢市、平塚市の概ね半分)のコンパクトなまち。富山市の取り組みをヒントに、改めて魅力あるコンパクトシティづくりについて考えてみる価値がありそうです。
公と共のはざまで
1月13日(水)未明、地元の神奈川県立里山公園(茅ヶ崎市芹沢)内施設で火災が発生してから4日が経過。まだ被害額、火災原因ともに調査中の段階ですが、今回延焼した倉庫には、公園関連の様々なボランティア活動を行ってきた団体の大切な用具類が保管されていました。市民や子供たちのための各種イベント時などで活用していたものだけに、残念でなりません。
好意と奉仕の精神で続けられてきた市民活動(共)に対し、このような場合の自治体(公)支援はいかにあるべきか、団体の一員として公と共のあるべき関係も含め模索しつつ、復旧・再整備に向けて迅速に取り組みたいと思います。
☆里山公園ホームページ
県立茅ケ崎里山公園内の公園施設の火災発生について - 神奈川県ホームページ (https://www.pref.kanagawa.jp/docs/tu5/prs/r3339313.html)
行政の情報伝達をどうしたらよいか
1月15日(金)、1都3県における緊急事態宣言から1週間が経過しました。今回最も経済的に影響を受けるのは、時短営業要請を受けた飲食店の皆さんです。
市内外の経営者の皆さんから多くのご質問やご相談を頂いており、電話やメール、或いは直接お店を訪問してご説明したりしています。(茅ヶ崎市の場合は、独自に1日1万円の協力金を支給する施策を発表)
県や市のホームページを見れば協力金の概略はわかるものの、細かな点は電話で確認が必要なケースもあり、また実際にはパソコンやスマホ操作が苦手な経営者の方も多く存在したりと、広報紙が届くまでは国や自治体からの情報発信がストレートに届きにくいのも事実です。
それでなくとも、普段から行政の発信情報は関心を持たれにくいという課題もあります。
国に「デジタル庁」が、そして全国自治体にもデジタル化推進部門が相次ぎ設置されようとしていますが、いまだ電話やFAXが世の中から無くならない現状などを参考に、デジタル媒体(HP、SNS等)とアナログ媒体(広報紙、公共掲示板、広報車等)のベストで抜け漏れの無いメディアミックス戦略を、行政として早急に構築する必要があります。(災害対策しかり)
その際忘れてならないことは、「情報の受け手である市民のニーズを正しく汲み取る」ということです。技術オリエンテッドな発想や一方通行的なスタンスで進めることのないよう、私も研究を重ねつつ市に提言を行って行きたいと思います。
自治体という枠を超えて
1月14日(木)、湘南地方は穏やかな冬晴れの一日となりました。
朝から市民相談に電話やメールで対応しつつ、来週20日に開催される市議会「全員協議会」(全議員が集合し、市と様々な案件について協議したり報告を受ける会議体で、必要の都度開催)資料の確認を行いました。
夕刻には、立憲民主党所属の近隣市県議・市議とのオンライン定期連絡会に参加。近隣市の行政・議会の情勢を知ることは、自治体の広域事業連携が進むなか大変重要ですが、意外と情報交換の機会が少ないのが実情です。
その意味では、オンラインで手軽に交流できるようになったという点は、コロナ禍の副産物とも言えるかも知れません。今後は各議会での一般質問テーマの共有や、分野別政策勉強会などもどんどんやろうということになりました。
我々自治体議員にも「新しい行動様式」が広まっています。
寒風の中を駆け巡る
少し寒さも和らぎましたが、市役所市議会ロビーから眺める富士山はすっかり冠雪状態です。大寒波によって雪害を被られた全国の皆様には、心からお見舞い申し上げます。
1月13日(水)は、午前中市議会広報広聴委員会が開催され登庁。
次号『市議会だより』掲載記事の最終確認や、最新のコロナ情勢や緊急事態宣言を踏まえた次年度『市議会報告会・意見交換会』の開催方針などについて話し合いを行いました。
感染症への対応と開かれた市議会を目指す取り組みの両立はなかなか困難なものがありますが、オンラインの活用など、その調和点を目指し、幅広に検討を重ねて行きます。
委員会終了後は、市民相談を受けていた市有地上の灌木・雑草除去作業の現地確認。概ね作業は順調に進んでいました。
帰宅後は最新の医療技術(手術支援ロボット「ダビンチ」)に関するオンライン勉強会に参加。数億円もする先進機器でもあり、茅ヶ崎市立病院にはまだ導入されていませんが、県内医療機関でも徐々に普及が進んでいるようです。
このような最新の医療サービスについても情報収集を重ねながら、市立病院の厳しい経営状況をチェックして行きたいと思います。
地道に丁寧に取り組む
1月12日(火)は関東地方も厳しい寒波が押し寄せました。降雪予報も出るなか、朝から地元小学校の登校見守り活動からスタート。
その後すぐに、地元市民の方からご要望頂いていた地域の将来とまちづくりに関する意見交換に出向きました。
帰宅すると別の市民の方から道路補修と除草に関するご相談を電話で頂いたため、即バイクにて現地確認へ。色々とお話しを伺い、スマホで撮影してそのまま登庁。担当課への情報連携を終え、財政と公共施設運営に関する担当課打合せ、会派内ミーティングと続き、夜帰宅しました。
本ホームページでも、道路などのインフラ整備の課題などについて幾度も取り上げてきましたが、コロナ禍も相俟って茅ヶ崎市の財政は厳しさと混迷を増す一方。来月からスタートする第1回市議会定例会に向けて悩ましいテーマが目白押しの状態ですが、叡智を結集し、一つひとつ地道に最適解を探って行きたいと思います。
「金が無ければ知恵を出せ。知恵が出なければ汗をかけ」必ず道は開けると信じて努力します。
働くって??
1月11日(祝)、成人式を迎えました。
私が住む茅ヶ崎市では緊急事態宣言の再発動もあって集合形式の記念式典は中止となり、オンラインによる開催に変更されました。新成人の皆さんには本当にお気の毒な限りですが、ご成人を心から祝福したいと思います。多難を予感させる門出となりましたが、人に乗り越えられない試練はなく、また人生を登山に例えれば、険しい山道ほど登り詰めた先にはその人にしか眺めることのできない絶景が待っていると信じて、力強く歩みを進めて頂きたいと願うものです。
さて、議員である私も地域の新春イベントはほぼ中止か延期。様々な市民相談にはメールや電話で対応させて頂きつつ、今は集中して大量の資料や書籍を読み込んで、政策評価や提言に向けた仕込みを行っています。
その中でキラリと光った一冊がこちらの「障害者とともに働く」です。ジュニア新書とありますので中学・高校生向けに書かれたものかと思いますが、どっこい大人の我々が読んでも十分な価値と学びがあります。『障害者が働きやすい社会はすべての人が働きやすい社会』というサブタイトルが私の狭くて古い常識をぶち破ってくれました。コロナ禍で、「働く」という事の形式だけでなく、その意味や意義をも見直されつつある現在、もう少し視野を広げて考えるには打ってつけの図書としてお薦めします。
2021年初登庁
1月8日(金)、午前中はオンライン形式で開催された茅ヶ崎商工会議所の賀詞交換会に自宅のパソコンで参加しました。
奇しくも新型コロナ対応で二度目の緊急事態宣言が発動されるなか、このような賀詞交換会は中止となるケースも多いのですが、商工会議所による新たな挑戦として高く評価致します。
午後は市役所に本年初の登庁となり、今後の市の新型コロナ対応等に関する情報収集と整理に当たりました。
高齢者へのワクチン接種や、再度の緊急事態宣言を受けた市内飲食事業者への追加支援策など、詳細は市の発表(HP、SNS、広報紙)で是非お確かめください。
これから2月7日までの約一月間、市民全員で知恵を出し、声を掛け合い、力を合せて乗り切りましょう。
学校スタート
1月6日(水)、年末年始のお休みも終わり、市内小・中学校の授業がスタートしました。
地元有志の皆さんと、今年最初の登校見守り活動です。政府による再度の緊急事態宣言発動が予定されていますが、子供たちには、今年も元気一杯で過ごして欲しいと願っています。
元旦の計
正月二日目を迎えました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
この記事を書いている最中にも、新型コロナウィルス感染症の拡大は止まるところを知りませんが、そのことを前提に2021年の自身の「重点取り組み」と「考動方針」を整理してみました。
1.「重点取り組み」
①市の「来年度予算」をしっかりチェックし、実効性あるものとする。
⇒昨年末で約80億円とされた財源不足予測を前提に、今年度予算執行状況を確認しつつ、不要・不急な費用が積み残されていないか、暮しの安心・安全に直結する人への投資は確保されているかの2つの視点で徹底的に精査して3月の予算審議に臨む。
②税収増に繋がる政策提言を行い、茅ヶ崎の「稼ぐ力」を高める。
⇒サテライトオフィスやコワーキングスペースの新設誘致や「道の駅」のプレセールス活動など、税収と人口増に繋がる具体的な政策提言を実施する。
③コロナ禍で一層厳しさを増す「市立病院」経営をしっかり監視する。
⇒収支状況や経営形態見直し検討について、積極的な情報収集と意見提起を行い、市民及び地域医療にとって最適な解を求める。
2.「考動方針」
①徹底的な「3現主義」を貫く。
⇒何ごとも「現実」「現場」「現物」を正しく把握・理解することから始める。
②広い視野と柔軟な思考力を養う。
⇒茅ヶ崎市という狭い視野・視点を脱却し、行政単位を超えた柔軟な発想・情報収集・思考を心掛ける。
③ジャンルを問わない読書によって、議員としての識見・資質を高める。
⇒年間目標読書数=100冊(2020年は52冊)。本年末にどれだけ実践できたか、きちんと振り返りたいと思います。(写真は本年始に読みたい書籍です)
新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、格別のお引き立てと当ホームページを閲覧頂き、誠にありがとうございました。
コロナ禍のまま新年を迎えましたが、皆で手を携えながら、早期終息と社会・経済の再生に向け邁進する年と考え、自治体議員として全力で働きたいと思います。
当面は地域の会合やイベント等も自粛或いは規模縮小となり、議員として市民の皆様と直接交流したり膝詰めの意見交換を行う機会が少なくなりますが、ネットを活用したコミュニケーションなどでカバーしたり、議員の重要な責務でもある政策提案力を磨くための情報収集・研鑽の時間に充て、“ウィズコロナ”“アフターコロナ”にしっかり対処して行きたいと思います。
本年が皆様にとって穏やかで輝ける一年となりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。
※写真は元旦の県立里山公園(茅ヶ崎市内)から望む大山と富士山、そして寒川神社です。
2020年の仕事納め
大晦日の今日、先日市民から通報がありました市道補修要請の件で、その後の状況を現地確認してきました。
年末ではありましたが、応急補修が完了していました。この道は急な坂道ながらも、通勤や散歩などで結構車の通行や人通りの多いルートなので、早急な対応をして頂いた市役所担当課に感謝です。
本件をもって私の本年仕事納めとなります。コロナ禍の最中ではありますが、皆様にとって新年が穏やかで輝ける一年となりますよう祈念致します。
2020年ラストスパート
12月28日(月)、大半の事業所が仕事納めの日となり、一日中市内挨拶廻りとなりました。
途中、市民の方から通報頂いた市道の危険個所を現場確認し市役所へ。年末年始ではありますが、至急の補修要請を行いました。
市内の道路総距離は約700kmあり、実はその大半(90%以上)が市が管理する市道となっていて、保全には相当の稼働とコストを要しています。
最近ではスマホの画像送信機能を使って市民が自治体に道路損壊情報などを通報する仕組みも全国で導入されつつありますが、市が管理する道路かどうかの判定や正しい位置情報の伝達、受付から補修完了までの工程管理などでまだまだ課題があるのも事実です。
社会資本である道路保全については、エリア別の人口推移や車の通行量分析などを含め、長期スパンでの費用対効果も考慮した難しい対応が求められています。
☆茅ヶ崎市道路整備プロフラム(平成23~32年度版、PDFファイル)
(http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/.../009/493/doupro.pdf)
健康寿命日本一
12月27日(日)は、湘南本部道場の稽古納めでした。
今年はコロナ禍で稽古も様々な制約を受けましたが、新年早々に「シニアクラス」がスタートした記念すべき年でもありました。
茅ヶ崎は元気なシニア市民が多く、「健康寿命日本一」のまちとも言われていますが、クラスの皆さんの熱心な稽古ぶりに接して、その思いはますます募ります。
稽古自体も楽しいのですが、何と言っても休憩時間中の人生談義や街なかの情報交換が最高!まだまだ自分が知らないことを、人生の先輩たちにたくさん教えて頂いてます。
来年は私も「還暦」。一体全体何歳からを「シニア」と定義するのか実はよく判りませんが、まぁ、「生涯現役」「生涯青春」の気持ちで、新年も地域の皆さんと一緒に汗をかこうと思っています。コロナの早期終息を願いつつ・・。
☆沖縄上地流唐手道・湘南修武館
湘南修武館 | 沖縄上地流唐手道協会 東京本部 (http://shonanshubukan.sakura.ne.jp/)
福祉関連制度の勉強会に参加
12月26日(土)、市内で開催された福祉制度関連の勉強会に参加しました。
今回のテーマは、来年度から改定が予定されている「障がい福祉サービス等報酬の最新情勢」と「入所施設の動向」でしたが、様々な書籍で勉強をしてはいるものの、その複雑な制度と運用には正直まだ理解が追い付きません。
ということは、サービスを利用する障がい者やそのご家族もきっと不明点や疑問点を多々抱えておられることでしょうし、行政の担当職員もその運用や事業者指導、相談などに苦心惨憺な状況ではないかと考えます。
介護制度を始め日本の福祉政策は、急速な人口減少や高齢化の波に押されるように、ある意味「つぎはぎ」的な形で展開されてきた感がありますが、サービスを享受すべき障がいを持つ方々と、サービスを提供する事業者の皆さんの両者が納得できる仕組みでなければ成り立たないことは明らかであり、その点で国や自治体の責任は重大と言えます。
第一線で解決すべきことは市に直接、国や県が解決すべきことは所属政党を通じて働きかけて行きたいと思います。(にしても、日本の福祉制度は複雑過ぎです)
オンライン会議3連発
12月25日(金)はオンラインでの情報収集と会議参加が続きました。
まず10:00から、「カジノ誘致」の住民投票条例制定に関する横浜市議会・議会運営委員会審議模様をネットで傍聴。もちろん私はカジノ誘致に反対の立場ですが、他自治体議会の会議模様を視る機会は意外と少ないので、大変参考になりました。
続いて12:00から、私が所属する立憲民主党本部主催の「男女共同参画」に関する勉強会。こちらは内閣府スタッフによる政府方針の説明や質疑応答を視るだけでなく、パソコンから説明に対する質問要望もできてとても有意義でした。
そして最後は17:00から、同じ政党に所属する湘南エリアの県議・市議による連絡会。こちらは月に1回の定例会ですが、今回から予め時間を1時間と決めて開催したこともあり、効率的な会議となりました。
このようなオンラインサービスは、時間の有効活用という側面で大変便利であり、いわゆる「ニューノーマル」(新しい生活様式)として今後益々定着・浸透して行くことでしょうが、一方で場を和ませるためのジョークが言いにくかったり、喜怒哀楽を込めた表情や身振り手振りを交えたアピールが難しかったりという課題もあって、やはりフェース・トゥ・フェースの会議にはその点で叶わない、というのが正直な感想です。何か克服する手法があれば是非学びたいところです。
今年最後の登校見守り
12月24日(木)、クリスマスイブ。終業式を迎え、今年最後の地元小学校登校見守り活動となりました。
今夏から週2回を目標に校門付近の交差点に立っていますが、毎回毎回子供たちの笑顔と挨拶に元気をもらっています。顔馴染みの子も随分と増えました。
今年はスタートから「コロナ」で子供たちの生活や学びの環境も激変しましたが、子供たちはこれからの長い人生を「コロナ」と上手に向き合い続けることになるかも知れません。
そんな子供たちの危険やストレスを少しでも減らしてあげたい・・・。
来年も「地域社会の宝物」を大切に守り、育てる活動をコツコツ続けて行きたいと思います。
コロナ禍を乗り切るために
12月23日(水)、所属政党である立憲民主党本部主催の自治体議員向け緊急オンライン会議に出席しました。
年末年始は市役所等も原則閉庁となりますが、コロナ禍で生活が維持できない方々が少なからずおられることを想定し、自治体議員としてどのような態勢を取ればよいか、また緊急対応としてどのような手段があるのか等について情報共有と意見交換を行いました。
命と暮らしが最優先。自分にできることは全てやる覚悟でスタンバイしたいと思います。
変化の兆し
12月22日(火)、担当課との打合せや資料整理、来客で登庁しました。
ランチタイムで駅周辺に出かけた際、「コワーキングスペース・シェアオフィス」の幟がパタパタ。こちらは1年前にオープンしたそうですが、中を案内頂くと大勢の利用者で賑わっていました。
ビジネスだけでなく、受験生の利用もあるんだそうです。先日も高砂通りに新しく開設されたコワーキングスペースの情報をお届けしましたが、これからもこのような施設が市内でさらに増えて行く可能性があり、茅ヶ崎としては新しい変化の兆しだと考えます。
また、不動産事業者の方と情報交換する機会がありましたが、茅ヶ崎はいま「不動産バブル」なんだそうです。何でもコロナ禍で、もっとゆったり暮らしたい人たちが、都心や横浜市内などから市内に転入するケースが増え、賃貸を含め戸建て・マンションを問わず、物件が飛ぶように出ているんだとか・・・。市内人口微減トレンド予測もどうやらここで修正が必要なようです。
この変化を市としてどのように受け止めて生かすのか。私たち市民一人ひとりの課題でもあると考えます。
インフラ保全の難しさ
12月21日(月)、市民の方から相談頂いた市内用水路上の樹木、雑草伐採について、市役所担当課の現地確認に同席しました。
市内には市道以外にも無数の用水路が通っており、その敷地は基本的には市の所有または管理地となっていますが、敷地内の雑草伐採や破損個所の修理などの保全業務のあり方が大きな課題となっています。
中長期的に見れば今後日本全体の人口は確実に減少傾向にありますが、国内の道路や水路と言った社会インフラは、高度経済成長や人口増加に合せて建設されたものが多く、今後は余剰資本となることが見込まれます。
財政には限りがあるため、その問題を解決するには対処療法では無く、根本的な街づくりを変えて行くしかありません。
その意味で、茅ヶ崎市も都市計画を抜本的に見直すべきタイミングに入ったと判断し、今後様々な研究・提言を重ねて行きたいと思います。
フードバンク
12月20日(日)、市内で活動するフードバンク団体のお手伝いで、必要とする方に食品をお届けしました。
月に1回のペースではありますが、自分にできることの一つとして取り組んでいます。
茅ヶ崎市でも、コロナ禍などで生活が困窮している方の数が増えていますが、生活保護制度を利用してもまだまだ苦しい状況の方はたくさんいます。
国や県・市のセーフティネット制度でも救済されない人を一人でも取り残さないよう、これからも地道に活動を続けて行きたいと思います。(ご相談等あれば是非お寄せください。団体に取り次ぎます)
第4回定例会を終えて
12月18日(金)、茅ヶ崎市議会第4回定例会(2020年)が閉会しました。
今回も今年度補正予算や屋外広告物条例改正(点検強化等)、指定管理者選定(2件)など、多数の重要議案を審査しました。
現時点で最も重要な課題は、来年度予算の策定において約80億円もの財源が不足する見通しであることです。
有効なコロナ対策をタイムリーに打ちながらも、無駄なコストは徹底的にカットして「人への投資」を優先する。国や県の臨時交付金などを目敏く上手に活用する・・・。
2月下旬からスタート予定の2021年第1回定例会における来年度予算審議に備え、年末年始も勉強を重ね、街なかを歩きながら、皆さんの声をしっかり受け止めたいと思います。
☆茅ヶ崎市議会会議録検索
会議録検索|茅ヶ崎市 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/gikai/1001093.html)
忘れてはいけないこと
12月17日(木)、市議会定例会にて追加議案の審査がありました。
私が所属する都市経済常任委員会の審査議案には、市民の皆さんから好評を博しているコロナ対策としての「ロコチケット」第二弾に関する補正予算が上程され、委員会では全会一致で可決すべきものと決定しました。詳細は別途配布される市の広報紙等をご参照ください。
また、現在市役所1Fロビーでは、北朝鮮人権侵害問題啓発週間のイベントとして、「県ゆかりの特定失踪者等」のパネル展示を行っています。
実は、私の会社の大大先輩も鹿児島県内で拉致され、現在も行方不明のままとなっています。この問題を決して風化させることなく、一刻も早い解決に向けて粘り強く取り組む必要があります。
展示は12月21日(月)まで(土日を除く)。皆様も是非お越しください。
一般質問を終えて
12月15日(火)、市議会定例会で一般質問を行いました。
「市立図書館」と「コミュニティFM放送」の2テーマで質問しましたが、「市立図書館」について、市内のコワーキングスペースで働く方々も、一定の条件を満たせば資料や図書の館外貸し出しサービスを受けることが可能という確認の答弁を得たことは良かったと思います。
このような運用は他の公立図書館ではまだ例が少なく、茅ヶ崎市が茅ヶ崎で働く方々にとって優しいまちになってゆくための、「小さくとも重要な一歩」を踏み出したことに他なりません。
託児サービスやネーミングライツ、電子図書館サービスなどの提言に対しては「今後の研究・検討課題」という答弁でしたが、子育て中のパパ・ママへの応援や財政健全化、コロナ対策等に寄与するアイデアとして、実現に向けこれからも追いかけたいと思います。
(風景画像は議会フロアから眺めた冠雪の富士山)
一般質問スタート
12月14日(月)、市議会第4回定例会で20名の議員による「一般質問」がスタートしました。
「一般質問」は、市政全般についてその基本的な方針や課題・問題点を明らかにし、それらへの具体的な対処策などを問う重要な機会であり、議員の基本的な権限のひとつとされます。
質問の機会は年4回の定例会のうち3回ありますが(第1回定例会では会派代表による市長施政方針等への質疑を実施)、一般質問を行うかどうかは基本的に各議員に委ねられています。
私は、一般質問は市民から議員に付託された大切な役目であると考えており、今回は本日15日(火)の3番手(早ければ11:30くらいから、遅ければ13:00くらいから)で登壇予定です。
今回はコロナ禍を契機とした「市立図書館」のあり方と「コミュニティFM」の必要性について市長に問います。
皆さまには、是非オンラインでの傍聴をお願い致します。(議場での傍聴も可能ですが、コロナ対策でマスクの着用をお願いしております)
☆市議会映像中継コーナー
茅ヶ崎市議会 映像配信 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/gikai/eizo/index.html)
街頭に立つ
12月13日(日)、立憲民主党・茅ヶ崎ブロック議員団による街頭活動を行いました。
国、県、市それぞれの議会の状況報告やコロナ対策の拡充などについてマイクで訴えながらチラシも配布。寒空のなかではありましたが、多くの皆さんに受け取って頂きました。(感染症対策としてマスク、手袋着用で配布)
今年も残りわずか2週間余となりましたが、コロナ禍はまだ続きます。皆さまの政治に対する悩みや疑問などを是非私たちにお寄せください。
街頭活動は今後も定期的に実施予定です。
茅ヶ崎の魅力って?
12月12日(土)、「湘南暮しオンラインセミナー」に自宅から参加しました。
実際茅ヶ崎に移住して起業された方や、都内と茅ヶ崎のデュアルワーク&デュアルライフを実践する方からお話を伺い、移住のポイントや茅ヶ崎の魅力を考えるセミナーでした。
コロナ禍による脱都会化の動きが加速し、茅ヶ崎への移住者が増えているとのお話しでしたが、実際に市の統計でもここ最近市内人口が微増傾向にあり、2020年をピークに人口減少トレンドに入ると言われていた分析にも軌道修正が必要なようです。
しかし、では一体なぜ茅ヶ崎が選ばれるのでしょうか・・・???。
「都心とほどよい距離」だから?? 「人や街が開放的で過ごしやすい」から?? 「コンパクトな街に海や山がバランスよく存在する」から?? 見方は様々でしょうが、少なくとも私が議員になってわかったことは、残念ながら茅ヶ崎は「イメージ先行」で、実際に移住してみたら、「道が狭くて車が運転しずらい」「公園が少なくて子育てしにくい」などと言った感想を移住した方々が持っているということです。
やはり、茅ヶ崎に欠けていることは、これから茅ヶ崎に住みたいと考えている方々を視野に入れた街づくりや人づくりの計画的・長期的な戦略だと思います。その戦略を描き実践するリーダーは誰か・・・?それは市長にほかなりません。
コロナ禍で世の中が激変するこのタイミングをチャンスとして、従来市政の延長路線ではなく、あるべき茅ヶ崎を創るため、佐藤市長には強力なリーダーシップと市民とのさらなる対話を期待します。
☆茅ヶ崎ライフ関連情報
茅ヶ崎ライフスタイル | 茅ヶ崎の暮らしを中心に茅ヶ崎の良いところを発信するライフウェブマガジン (https://chigasaki-lifestyle.com/)
市議会の広報と広聴活動
12月8日(火)、市議会・広報広聴委員会に出席しました。
議題として、今定例会を受けた「市議会だより」の次号掲載内容と、今年度は新型コロナウィルス感染症の蔓延で開催できなかった「議会報告会・意見交換会」の今後の対応について打合せを行いました。
市議会の広報・広聴活動については、議会全体としての取り組みと、会派及び議員個人単位での取り組みがあります。
直近で会派としては、「タウンニュース」(10/23号)への意見広告や、市議会と政策提言などで提携している文教大学の学生さんたちとのオンライン意見交換(12/7)、個人としては、市議会レポートのポスティング・街頭配布活動などがありますが、私としてはどちらかと言えば広聴活動を重視しています。
市民の皆さんのニーズを正しくしっかり聞き取り理解すること。それ無くしては、議員として市に対する有効な政策提言や議案審議、一般質問などは出来ないと考えるからです。
これからも徹底した現場主義を貫いて、皆様の声をたくさんたくさんお聞かせ頂きたいと願っています。
☆タウンニュース(茅ヶ崎版~10/23号)
市議会報告《市民自治の会》 | 茅ヶ崎 | タウンニュース
想定外と想定内
現在、市内北部の堤エリアに「(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館」の建設・整備事業が進められていますが(2022年度開館予定)、市が買収した事業用地から「想定外の」瓦礫や産業廃棄物が発見されたり、地下水が原因となる軟弱地盤のために重機作業等を行うに際し別途の対処が必要となったため、追加費用に関する補正予算が市議会に議案上程されています。
確かに、公共工事においては、一旦事業着手してみなければ判らない問題等が潜むリスク(整備予定地の土壌汚染や解体対象施設におけるアスベスト材の含有等含む)が一定程度存在することは認めますが、どこまでを「想定内・想定外」と見做すかは大きな課題です。
公共工事は基本的に入札で事業者が決定されますが、この「想定内・想定外」のブレ幅によっては入札自体の公平性(事業者の入札額、技術力等評価)にも影響してきます。
今回は、市の公共工事の進め方について、検証と再考が求められる事案例として注視が必要と考えます。
☆「(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館整備事業」の情報はこちら
(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館整備事業|茅ヶ崎市 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/.../102.../index.html)
リモートワークと現場主義
12月2日(水)、関東地方は肌寒い少雨の一日となりました。
午前中は市議会定例会の文化教育常任委員会審議が開催され、通常は傍聴するのですが、自身の一般質問準備やら地域の皆様からの相談対応が重なっていたため、止む無く自宅にてネット視聴しました。
市議会会議模様のネット中継(再生も可)を行っている自治体はまだ意外と少なく、茅ヶ崎市議会としての先進的な取り組み例と言えます。
午後は、一般質問関連情報の現場確認と市民相談5件に対応すべく、車で市内や寒川町を巡回しました。
一旦事務所でご相談を受けても、はやり現地を訪ね改めてお話しを伺い、記録書面をきちんと起こすことを自分のルールにしていますが、会社員時代から徹底的な現場主義を貫いてきましたので、その習慣は簡単には無くせそうにありません。
ここ最近の市民相談の多くは「除草・樹木伐採」「道路補修」「地下水」がらみとなっていますが、市民間の権益調整が伴う場合は、当然ながら解決に時間を要するのも事実です。
地道に勉強を重ねながら、粘り強く対処して行きたいと思います。
☆市議会映像中継サービス
会議映像配信|茅ヶ崎市 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/gikai/eizo/index.html)
極めて難しい判断
早いもので12月となり師走を迎えました。1日は市議会の都市経済常任委員会に出席し議案審議を行いました。
議会では大半の議案が専門の常任委員会(茅ヶ崎市議会の場合は「都市経済」「文化教育」「環境厚生」「総務」の4つ)に割り振られ、先に行われる委員会審議での判断結果を踏まえ、本会議で全議員による採決を行うという効率性と専門性を重視した2段階の意思決定プロセスとなっています。
今回は屋外広告物関連の条例改正のほか、コロナ禍を踏まえた減額・増額の補正予算や、経済対策に関する陳情(市政全般に関し、市民から市議会に対し意見要望を行う仕組み)3件などが含まれました。
特に陳情については陳情者による趣旨説明の機会を設け、様々な角度から審議を尽くした結果3件とも不採択(市議会としては陳情内容に賛同しかねるという結論)となりましたが、いずれも難しい判断を迫られた内容でした。
結果は不採択ながら行政にも為すべき課題があると考え、採決時にその旨指摘致しました。
陳情(請願)は日本国憲法第16条に定められた国民の権利でもあり、今後も誠実に判断対処して行きたいと思います。
☆請願・陳情に関する手続き
請願・陳情|茅ヶ崎市 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/gikai/1001078.html)
☆12月1日の委員会審議模様
動画管理システム|管理者ページ (http://fast01.hotstreaming.info/.../contents/play.php...)
地産地消の取り組み
11月28日(土)は終日地域廻りを行いました。
私は茅ヶ崎市と藤沢市の市境に住んでいますが、元々は一つの「小出村」が1955年(昭和30年)に両市に分村合併された経緯があり、現在は藤沢市民の方も茅ヶ崎市に縁のある方々が多いため、市への印象や意見などを収集する目的で、藤沢市側でも活動しています。
もちろん、藤沢市への要望等はパイプのある藤沢市議に取り次ぐことになります。
そんななか、ふと近所のケーキ屋さんに立ち寄ってシュークリームを買った時、ご覧のような「地産地消」の告知を見つけました。
このお店では、藤沢市が定めた「藤沢産」ロゴマークを積極的にPRし、実際に経営者のご家族でもある農家で獲れた葡萄や卵を、製品にふんだんに使っているそうです。
そして極めつけがレジ台に貼られた地域FM「レディオ湘南」(本社;藤沢市)のステッカー。こんな一体的な告知を見ると、1年半後に「道の駅」開業を控える我が茅ヶ崎市でも負けない取り組みが必要だと痛感します。
一方で、実際には都市型農業エリアにおける農産物の生産量には限りがあるため、いっそのこと両市が提携して広域型の「地産地消」を推進する考え方もあるのではないかと思ったりします。
☆茅ヶ崎市の「地産地消」政策
地産地消情報|茅ヶ崎市 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/.../100.../index.html)
☆藤沢市の「地産地消」政策
地産地消|藤沢市 (https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/.../chis.../index.html)
市議会第4回定例会が始まりました
11月27日(金)、茅ヶ崎市議会2020年第4回定例会がスタートしました。
コロナ禍などの影響によって、来年度予算編成において約80億円の資金不足が見込まれるなど、過去に無い危機的な財政状況を踏まえた補正予算と関連条例の改正などがメインの議題となっています。
また、新型コロナウィルス感染症治療の最前線で闘う市立病院の経営改革について、今後の経営形態(指定管理者制度、独立行政法人化などを含む)等に関する諮問機関の設立など、注目すべき議題も提案されており、市民の皆様にも是非ご関心をお持ち頂きたいと思います。
皆様の市政への関心の高さが、市政の質やスピード感の向上に大きく影響します。
会期は12月18日(金)まで。新たな希望ある新年を迎えるためにも、全力で臨みたいと思います。
市議会第4回定例会に備えて
11月26日(木)、市議会第4回定例会の事前打合せ等で終日登庁しました。
議会定例会は事前に日程が決められていますが、その下準備や打合せはかなり前から始まります。
議案に関する不明点の解明や追加資料の要求、一般質問のための市民ヒアリングや現地視察、会派内での賛否方針や委員会別質疑内容の擦り合わせなどなど・・・。
その合間に市民相談案件3件について市の担当課と打合せを持ち、目が廻るような忙しさでした。
ランチは「市役所丼」をチョイス。大好物の親子丼でスタミナ補充しました。
☆茅ヶ崎市議会第4回定例会(2020年)の日程や傍聴の案内はこちら
定例会・臨時会に関する本会議・委員会|茅ヶ崎市 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/gikai/)
地域を廻ることの意味
11月25日(水)、私の議員レポート(Vol.6)の配布を終えました。
市民の皆様のご協力を得て、現在13,000部を市内で配布しています。部数的には市内全世帯の1割強をカバーしているに過ぎませんが、ここ最近事務所にお電話やメール、来訪などで市政に関するご意見やご要望を頂く件数が急増し、道端で声をかけて頂くことも多くなりました。
道路の除草、都市計画、学校教育、新型コロナ対策、高齢者福祉、防災・防犯対策などなど、ご相談内容は市民生活の森羅万象に及び、新人議員の私には即答、即応できない内容が多いのも事実ですが、現場にこそ根本的な改善・改革のヒントが隠されていると信じ、全力で勉強・対処させて頂きたいと考えています。
議員になって1年半余が経過しましたが、これからも選挙の際に掲げた「10の重点政策」を忘れることなく、真っ赤な
バイク(自称「レッドアロー号」)に跨って市内を駆け巡りたいと思います。
農業と市街化調整区域
11月20日(金)、私の議会レポートを持参して終日地域を廻りました。
皆さんも「市街化調整区域」という言葉をお聞きになったことがあるかと思いますが、茅ヶ崎市の中部から北部エリアは都市計画法に基づき、広域にわたってその「市街化調整区域」に指定されています。
均衡あるまちづくりと農地や森林などを守るために「市街化調整区域」は存在しますが、一旦指定されてしまうと、土地の処分はもちろん、建物の建築や建替えも大幅に制限されてしまいます。
しかし、私たちの茅ヶ崎市は元々約36㎢しかないコンパクトなまちであり、かつ都市型農業の特徴でもありますが、実に約4割の農家で後継者無しというのが現状です。
一方で海側の南部や中部エリアの一部では極端な宅地開発が進み、人口過密、道路狭隘、クラスター火災リスク、公園僅少、緑地減少など様々な問題も生じており、都市としての安心・安全性の確保、トータルな魅力度向上や均衡ある発展のネックになっているのではないでしょうか?
しかも、市内北部に隣接する藤沢市北部エリアは、慶応大学湘南キャンパスを中心に新駅開設と新たなまちづくり構想が進んでおり、両市のまちづくりのギャップはさらに広がって行きます。
都市計画は基礎自治体単独の目線ではなく、市民の日常生活に立脚した俯瞰的な目線で検討されなければならず、私は防災・減災の観点からも、茅ヶ崎市の「市街化調整区域」指定の見直しを図るべきだと考えています。
「後継者もおらず、かといって土地や農地も簡単に処分できず、自分たちも高齢になり、あと10年が限界。緑を守れと皆さんは言うけれど、一体誰が守るんですか?」
コロナ禍で茅ヶ崎市の人口減少トレンドに変化が生じつつある今、昨日お会いした農家Sさんの訴えが私の心に強く刺さりました。
☆茅ヶ崎市の都市計画情報はこちら
https://www2.wagmap.jp/chigasaki/PositionSelect?mid=13
全員協議会に出席しました
11月19日(金)、市議会全員協議会で登庁し、その後の市役所との打合せも重なってほぼ終日の在庁となりました。
「全員協議会」とは、文字通り全議員28名が集まって、様々な案件につき市と協議したり報告を受けたりする会議のことで、必要の都度開催されます。19日の協議会は福祉政策関連や環境政策関連の計画などについて7件の協議と1件の報告が議題でした。
次年度頭書からスタート予定の計画が多く協議時期が重なったとは言え、この資料の厚さにはいささか圧倒されてしまいます。
これは、ICTの力を使って資料のデジタル化をしたところで、読まなければならないボリュームが減る訳ではないのですが、紙資源の節約という観点では、全資料はネットで閲覧し、必要最小限度のサマリーだけ(1議案1枚イメージ)を当日配布するなど、色々工夫できる点がありそうです。
途中のランチタイムには市役所横広場に並んだキッチンカーを利用。今回は鶏の唐揚げと鰻、サラダをトッピングした丼ぶりを頂きました。
市が発行したプレミアム付き商品券も使え、ポカポカ陽気も手伝って大盛況でした!
真っ青な空を見上げて
11月17日(火)は、茅ヶ崎駅頭での議会報告配布と事業所訪問を経て市役所での打合せと続きました。
市内を歩きながらふと足を止めて空を眺めると、真っ青な晴天。清々しい気持ちになりました。でも、この青空が見れるのも駅周辺の電柱が地下に埋められているからなんです。
この「無電柱化」は古くて新しい街づくりの課題ですが、NTTグループに長年勤務していた私としては関心人一倍のテーマでもあり、議員になって最初の一般質問でも取り上げました。
「無電柱化」の推進はヨーロッパ等が先進地域となっていますが、何と言っても3億円/km超のコストが大きなネックです。
良好な景観だけでなく災害発生時に電柱や電線が障害物とならないなどのメリットもある「無電柱化」。少し息の長い地道な取り組みが必要です。
☆「無電柱化」の関連情報(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/chicyuka/index.html
茅ヶ崎が誇る作家・城山三郎先生
11月13日(金)、市民文化会館で開催された故・城山三郎先生の作品読書会に参加しました。
久々に参加した今回のテーマ書籍は、「彼も人の子ナポレオン」。あのナポレオンの生涯を描いた作品です。
ご存知の方も多いと思いますが、城山三郎先生は日本経済小説のパイオニアとして有名で、「総会屋錦城」など数多くの名作を残されています。
私も確か30歳くらいから読み始め、茅ヶ崎在住、空手家という共通点もあってすっかりファンになり、書店や古書店に無い絶版本は国立国会図書館にまで出向いて蔵書に加える始末。
生意気にも、自著「拳父・上地完文風雲録」を執筆刊行することになった際も、城山先生の筆使いをかなり参考にさせて頂いたものです。
読書会には市内にお住まいのご長女も参加され、父・城山三郎としての想い出などを語っていただきました。
図書館や「茅ヶ崎ゆかりの人物館」などで城山先生の特集コーナーが設けられることもありますが、はやり、多くの市民が先生の著作を読み継ぎ、その精神と足跡をしっかり後世に残して行くことが大切と痛感した次第です。
皆様も是非書店や図書館で先生の著作に触れてみてください。我が茅ヶ崎市にも、こんな輝ける「資産」がまだまだたくさんあります。
☆城山三郎湘南の会の情報はこちら
http://shiroyamasaburo.web.fc2.com/
☆「拳父・上地完文風雲録」の詳細はこちら
https://www.amazon.co.jp/%E6%8B%B3%E7%88%B6.../dp/4898051901
ちがさきの新しいWAVE
11月12日(木)、市役所での打合せや広報広聴委員会を終えたあと、市内図書館近くに来月オープン予定のコワーキングスペース「Takasuna BASE」さんを訪ねました。
めちゃくちゃ「モダン」な Takasuna Villageの一角に新しく建設され、1Fカフェは昨日先行オープン。
“ちがさき”のインキュベーション(事業創造)、コワーキング(共働ワークスタイル)、テストマーケット、出会いのきっかけ作りなどを目的とするスペースで、遊んで良し、働いて良し、学んで良しの“ちがさきライフ“を体験、満喫できそうです。
このようなコワーキングスペースは全国に展開されつつありますが、私も9月議会の一般質問で取り上げた通り、新型コロナウィルスの蔓延で脱東京の動きが加速するなか、都心から電車で1時間の“ちがさき”こそ、このようなコワーキングスペースが最も似合う街だと確信します。
新たな“ちがさき”移住希望者を増やす可能性も秘めた「Takasuna BASE」。皆様も是非一度お訪ねください!
(Takasuna BASE以外にも、たくさんのコワーキングスペースが市内に展開中です)
☆市内のコワーキングスペース情報はこちら
https://co-co-po.com/areas/chigasaki/
☆藤本けいすけの一般質問(映像記録配信)はこちら
https://chigasaki-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod...
都市計画について考える
11月11日(水)、市役所で開催された「都市計画審議会」に議会選出委員として出席しました。
「都市計画審議会」は、茅ヶ崎市の都市計画(街づくりなどに関する計画)全般に関する事項につき、市長の諮問に応じる審議機関で、全国の自治体で設置されています。
今回は、公園の指定区分変更、浜見平地区(ニュータウン)の整備、生産緑地の指定などについて審議されました。
生産緑地については、農業後継者の不足などによって毎年指定面積が減少し、緑の保全や大規模災害時の緊急避難場所確保等の観点からも、大きな課題となっています。
そのほか、海岸浸食、市内南部・中部エリアの住宅密集化による「クラスター火災」発生リスクや北部の幹線道路未整備などなど、まだまだ茅ヶ崎市の都市計画には、解決すべきテーマが盛りだくさんです。
これからも、審議委員としての役割をしっかり果たして行きたいと思います。
※写真は、今回審議対象となった市内・「浜見平地区」の景観
☆茅ヶ崎市都市計画審議会の情報はこちら
https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/.../1025720.html
ナイトタイムエコノミー
11月10日(火)、所用があって藤沢駅まで出向きました。
駅の北口デッキは2019年12月に全面リニューアルされ、時計塔ベンチのあるウッドデッキの待ち合わせ広場や、藤棚のあるガーデンテラス、人工芝を敷き詰めたガーデンパークなどを備えた「にぎわい・交流・憩い」の空間として生まれ変わり、もちろんバリアフリーにも最大限の配慮が施されています。
暫く眺めていましたが、夜間も人々が行きかい、くつろぐ姿が見えました。コロナ禍のさ中ではありますが、夜間の街の健全な活性化=「ナイトタイムエコノミー」も経済循環にとっては大変重要です。
茅ヶ崎市の主要駅周辺も、昼夜を問わず市民が気軽に行き交い触れ合う素敵なスポットになればいいな~、と思いました。
☆藤沢駅北口ペデストリアンデッキ(サンパール広場)の情報はこちら
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/.../fujisawaekikita...
学生の皆さんから大いに学ぶ
11月9日(月)、市役所で開催された文教大学経営学部・新井ゼミの皆さんとの、茅ヶ崎市政に関する意見交換会に出席しました。
教育、産業振興、環境保全などなど、広範多岐に渡る意見や質問をぶつけて頂き、学生時代のゼミを思い出して、大変刺激的な時間となりました(50分はちょっと短すぎましたね!)。
文教大学は茅ヶ崎市内に湘南キャンパスを構え、学生さんたちは市内で学び、一部は居住してバイトや地域活動に汗する大切な市民でもあります。
今年度一杯で湘南キャンパスの4学部中2学部が都内に移転し学生数が半減しますが、これからも議会として、また一市民として交流の輪を広げて行きたいと思います。
貴重な機会を設けて頂き、ありがとうございました!
☆文教大学 新井ゼミのご紹介はこちら
https://www.bunkyo.ac.jp/.../business/learn/seminar/class02/
公共施設は誰のため??
最近市内の公共施設を集中的に廻っています。図書館、美術館、コミュニティセンター、スポーツ公園、一般公園 etc…。
コロナ禍によって市民の在宅率がUPした一方で、感染防止のために公共施設には何らかの利用制限が設けられていますが、利用者にとっての目下の問題は何かということを把握すると同時に、そもそもそれらの公共施設は何の目的で造られ、現在の利用状況や利用者の満足度はどうかという点について、「現場」目線で確かめ、再考するためです。
公共施設は建設から50年以上使用されることも稀ではありませんが、社会・地域情勢の変化に伴って利用者ニーズはどんどん変化して行きます。指定管理制度による管理で、施設所有者である市がそのニーズを十分把握することができなくなったり、災害発生時に市民ファーストの柔軟な対応ができなかったりという問題も全国で多数生じています。
先日、市役所でICT事業者と勉強会を開催し、スマホの位置情報をベースとした「人流データ」(人の流れや動きを集計・分析したデータ)を、公共施設の新たなニーズ発掘や利用者満足度の向上などに活用できないか意見交換を行いました。
「現場」に根差した情報×ICTの力で大胆に改善・改革して行く。公共施設のマネジメントにも、二刀流の技使いが必要とされているようです。
☆「人流データ」関連の内閣府サイト(都道府県別の人流データが閲覧できます)
https://v-resas.go.jp/articles/1
再び地域FM♪♪について考える
11月5日(木)、藤沢市役所分庁舎に本社を置く地域FM局「レディオ湘南」(83.1MHz)さんを訪ね、地域FM局の運営や事業概要などについて勉強させて頂きました。
1995年に藤沢市の青年会議所等が中心となって設立され、爾来25年の歴史を誇る実績ある地域FM局で、現在藤沢市のほか茅ヶ崎市と寒川町の広報番組や防災情報なども放送して頂いております。(可聴エリア内人口=約236万人)
インターネットが急速に普及し、SNSによるコミュニケーションが全盛を誇る今、FMラジオ番組もスマホを媒介して世界中どこでも聴くことが可能で、FM発の災害情報などもアプリ配信されるなど、いわゆる「メディアミックス」によってどんどん他の媒体と融合しつつあります。
しかし、先の台風や大雨などの大規模災害発生時におけるラジオ放送の実力(バッテーリーの不安無し)は多くの方が実感済みであり、車を運転しhttps://www.radioshonan.co.jp/ながら、勉強しながら、食事しながら、洗濯しながらの「ながら」情報収集力においては、ラジオの右に出る媒体はありません。
レディオ湘南さんも「日本放送」とタイアップし、これから全国区の地域FM局を目指すなど、様々な経営努力をされています。
防災時に頼れる情報媒体であるためには、平時からのリスナー(利用客)を拡大する必要があります。「市民のための地域FM」。さて、我が茅ヶ崎の今後のアプローチやいかに・・?!
☆レディオ湘南さんの情報はこちら
https://www.radioshonan.co.jp/
子育てを孤育てにしてはいけない
11月4日(水)、市内(浜見平)で毎月開催されている子育て中のお母さんの居場所づくり活動=「ママほぐ」を見学しました。
保育士さんや助産師さんもタイアップして、子育て中のママたちをサポートする活動で、「モノづくり」など様々なリラクゼーションやワークショップの機会を提供しているそうです。
高齢化社会では、とかくシニア世代の孤立・孤独だけに目が行きがちですが、核家族化や都会化などの影響を受け、育児中に孤立するお母さんたちが想像以上に多い現実を知りました。
育児中のお母さんをフォローする「産後ケア事業」など、行政にもまだまだ取り組むべき課題がたくさんありそうです。
☆ママほぐの情報はこちら
https://erisangomamire.wixsite.com/mamahogu
久々の街頭活動
10月31日(土)、茅ヶ崎駅2F北口デッキにて、コロナ禍で自粛していた街頭活動を久々に再会しました。
新生・立憲民主党結成から約1ヵ月。臨時国会も始まったことを踏まえ、党所属の地元県会議員(日下けいこ県議)、市議会議員(小磯たえこ市議、早川ひとみ市議)と私で企画。
それぞれが国政、県政、市政の現状と感染症対策の拡充、横浜へのカジノ誘致反対などを訴えました。
マスクと手袋を装着してチラシを配布しましたが、予想以上に多くの方に手にとって頂き感激。ハロウィーンの仮装をした子供たちにも手を振ってもらい、またまた元気を貰った街頭活動になりました。
11月1日(日)も11:30~活動しますので、是非県政、市政に関するご意見などを直接お寄せください。
終了後、市内汐見台にある「宇宙飛行士展示コーナー」を訪ねました。茅ヶ崎市は、土井宇宙飛行士、野口宇宙飛行士という二人の茅ヶ崎ゆかりの宇宙飛行士を輩出しており、次代を担う子どもたちをはじめ、多くの市民のみなさんに宇宙に関する夢を育んでもらい、今後土井さんや野口さんに続く人が育ってくれることを願い、平成20年4月に開設された施設です。
コロナ禍で一部展示品操作等に制約はありますが、皆様も是非一度訪ねください。(個人的には、もう少し展示レイアウトの見直しと利活用推進に向けたアクションが必要と考えます)
https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/.../102.../index.html
なぜ茅ヶ崎には地域FM局が無いんだろう?
10月30日(金)、諸々の打合せで午後から市役所に出向きました。
秋雨も降って一日ごとに秋が深まって行きますね。さて、今回は先日の大和市「シリウス」訪問記の続きです。
「シリウス」には、大和市役所の出張窓口があり、さらには地域FM局の「FMやまと」(77.7MHz)も入っています。
聞けば1997年開局とか。帰宅してふと気になって調べてみると、大和以外にも逗子・葉山、藤沢、鎌倉、平塚、小田原と湘南及び周辺市には全て地域FM局があるのに、なぜだか茅ヶ崎市にだけ無く・・・。過去には茅ヶ崎にもFM局を創ろうという市民活動もあったようですが、今はさっぱり耳にしません。
確かに、インターネット、SNS全盛の時代ではありますが、昨今の大型台風や水害、さらには来るべき首都直下型地震など、大規模災害発生時においてもさほど電源を気にすることなく、長時間有効な情報を入手できるラジオの力は、アナログ媒体ながらも高く評価されています。(阪神・淡路大地震で地域FM局が活躍して以来、全国には300を超える地域FM局が活躍中)ホノルル姉妹都市提携、ダントツのお祭りの数、活発な地域活動、「道の駅」や「歴史文化交流館」のオープン(いずれも2022年度予定)etc・・・。
確かにネットでもチェックはできますが、洗濯しながら、料理を作りながら、車を運転しながら、仕事をしながら手軽にラジオで茅ヶ崎発の情報が入手できたらどれだけ楽しいことか。
ネットにアクセスが困難なシニア世代の方々や、視覚障害の方々にとっては有効な情報源の一つになるのではないか・・・。
私の妄想(笑)はどんどん膨らみます。「民の力を活用し、行政が後押しする」という仮定で、自分の研究テーマとして勉強してみたいと思います。皆様のご意見や情報を是非お寄せください。(ちなみに私は「レディオ湘南」(83.1MHz)の大ファンです)
☆「藤本けいすけ議員レポート」最新号をHPにUPしましたので是非ご覧ください。
議員のミッション
10月29日(木)は素晴らしい天候に恵まれ、様々な活動に相応しい秋の1日となりました。
よく、「議会や委員会開催日以外はナニしてるんですか?」と聞かれることが多いので、簡単に昨日の例をご紹介しておきたいと思います。
朝は3時に起床して(毎日)、6時までの3時間を、前日の活動内容の記録整理やメールチェック、FB/HP更新、新聞・ネットからの情報収集、読書、議員配布資料の読み込みなどに充てています。
6時からはウォーキングとラジオ体操会に参加し(ほぼ毎日)、お会いした地元の皆さんから、市政についてのご意見などを伺う機会に。
昨日の場合は、午前中空手の稽古を済ませ、昼食後は打合せのため市立図書館に向かいました。市立図書館の運営・利用状況や施設の保全状況について勉強するためです。
それから市民のご自宅や店舗を訪ね、コロナ禍の影響などについて話しを伺った後、市庁舎で学校教育関係について主管課と意見交換を行い、控室で議員配布資料を整理して18時頃帰宅。
19時から20時半まで、市内商店街活性化に関するオンライン勉強会にお招き頂き、自宅から参加後に夕食をとりました。
日によってバラツキはありますが、だいたい毎日こんな感じで時間が過ぎて行きます。
議員の主要ミッションを簡潔に表現すると、「市政の監視」と「政策提言」になるかと思いますが、どこまで幅広に奥深く対処するかで、日々の行動内容と範囲は変わってきますし、正直言ってキリありません。
私は、「市政と市民生活の森羅万象が議員の所掌範囲」と考え、時間、気力、体力の許す限り何にでも首を突っ込んで「考動」したいと考えています。
よく、議員には経歴や知見・経験などから派生するそれぞれの専門分野があると言われますが、だからと言って専門分野以外のことに無関心や消極的であることは決して許されず、また、専門分野と称するからには、他議員や自治体職員を圧倒凌駕するだけの高い専門性を身に付けていなければなりません。
議員1期目の私にとってまだまだ遠い道のりではありますが、会社員時代の何倍もやりがいを感じ、燃えるような日々を過ごしています。
選挙や議員活動を通じて、多くの市民の皆さんからお寄せ頂いた貴い負託と熱いご期待にどう応えて行くか・・・。これからも、私の試行錯誤と挑戦の日々は続きます。
まちと文化を創造する
10月28日(水)、神奈川県大和市が運営する“文化創造拠点”「シリウス」と「中央林間図書館」を訪ねました。
一言で言って、度肝を抜かれてしまいました・・・。これだけの複合施設を造るとは、さすが「図書館城下町」を標榜する市長の先見性と英断を実感しました。
「シリウス」は、小田急・相鉄線大和駅そばに2016年にオープン。芸術文化ホール、図書館、子供広場、生涯学習センターのほか、郵便局や学習塾、カフェ、地域FM局、さらには元々その地に祭られていた神社までも併存する総合ホールで、累計来場者が早くも1000万人を突破したそうです。昨日は、平日にも関わらず沢山の利用者で溢れ、大人から子供までそれぞれの目的に応じてしっかり楽しく活用している様子でした。(平日は21時まで、土日祝日も20時まで利用可)
一方、「シリウス」から車で約10分ほどの「中央林間図書館」は、商業施設の3Fにありますが、こちらもカフェ併存で、何と図書館の本を食事しながら読むことができるんです。図書館で食事なんてあり得ない、のまさに逆転の発想で、真のニーズをしっかり汲み取っているような気がしました。
とかく行政が造る「ハコモノ」は、税金無駄遣いの象徴とされがちですが、市民が最も利用する公共施設(ある全国調査では40%以上の市民が利用)でもある図書館を、まちづくりと文化創造の中核として配置・活用するこの試みは、これから他自治体の参考モデルになって行くものと思われます。
我が茅ヶ崎市はとかく財政難で、いまさらこんな施設を造るなんて想像もできませんが、でも既存の施設を磨き上げ、もっと市民に寄り添った市民のための施設にして行くことはいくらでもできそうです。
さて、今回の見学で見聞きしたことをどう活かすか・・・。素晴らしい勉強のネタを頂きました。皆さまも是非一度お訪ねください!
☆「シリウス」の情報はこちら
https://yamato-bunka.jp/
10月25日は空手の日
10月25日(日)は、2005年に沖縄県議会が議決によって制定した「空手の日」でした。
1936年10月25日、斯道関係者が集まって、従来「手」(ティー)や「唐手」(トゥディー)と呼ばれていた沖縄伝統武術について、「空手」という表記を当てると決めたことに因みます。
https://www.pref.okinawa.jp/.../bunka/karate/karatenohi.html
(私が所属する団体は、その技法に今でも中国福建省伝来の要素を強く残していることから、「沖縄上地流唐手道協会」と旧称を使用しています)
昨日沖縄県では、県立空手会館などで記念演武などが行われたこともあり、私が主宰する道場(茅ヶ崎市)でも、特別稽古を実施して全員で「空手の日」を祝いました。https://www.youtube.com/watch?v=fSYrdRTi1io
人生100年時代を迎え、健康寿命を伸ばすことや地域社会において多様な市民が相互に支えあう基盤づくりが必要となるなか、「まちの空手道場」としてできることは何か、仲間と共に汗を流しながら考え、実践して行きたいと思います。
☆道場ホームページはこちら
https://shonanshubukan.sakura.ne.jp/wp/
茅ヶ崎の一番の魅力ってナニ?
10月23日(金)は、地元小学校の登校見守りからスタートし、午後は市役所で福祉政策、自治推進政策について、会派の担当課ヒアリングを行いました。
夜は自宅にて観光協会主催の「DMO」関連オンライン勉強会に参加しました。
今回のテーマは「マリン」。茅ヶ崎の資産の一つである海を活かし、観光や街の活性化に繋げる取り組みです。
実は、ある民間企業の調査結果で、ご覧の通り茅ヶ崎市がブランド力(魅力度、認知度など)で全国46位にランクインしました。
これはこれで名誉なことであり、コロナ禍で湘南エリアの中心に位置する茅ヶ崎が、居住地や働く場所としても注目されている結果かも知れませんが、それにしてもいつも思うのは、「茅ヶ崎の一番の魅力ってナニ?」ということです。
サザンビーチ? 烏帽子岩? サーフィン? おいしいレストラン? 都心から1時間のほどよい田舎ぶり? フランクな市民? ゆる~い感じ?
・・・あなたは何だと思いますか?
環境保全は簡単ではない
10月22日(木)、市内産業廃棄物の違法投棄・集積事案に対する神奈川県の行政代執行を視察しました。
茅ヶ崎市堤、下寺尾の計4ヵ所が対象で、平成28年から土地所有者に対し県が行政指導を行い、刑事告発を経て有罪判決が下ったものの、是正されなかったため今回の代執行に至りました。
代執行の内容は、県が対象の土地を立ち入り禁止とし、総量3,600㎥にも達する瓦礫の約6割を除去するもので、今後第三者が許可なく出入りすると「公務執行妨害罪」に問われます。
その費用は約2億3千万円を要し、別途土地所有者に県から請求されることになりますが、ここに至るまでに約4年間もの時間を要し、その間に環境や安全が棄損され続けた点も大きな問題で、環境保全の難しさを物語っています。
違法な産廃は道路通行の支障や環境・景観悪化に繋がるだけでなく、治安の悪化や周辺地価の下落などにも繋がるため、放置は決して許されません。
今後も県や市に対し、市内に点在する産廃物廃棄エリアへの指導監視の強化を求めて行きたいと思います。
関連情報はこちら
⇒ https://www.pref.kanagawa.jp/docs/p3k/prs/r7633061.html
⇒ https://www.tvk-kaihouku.jp/news_wall/amp/post-6997.php
テレワークは働き手の救世主?
10月21日(水)、実は私の誕生日でした。59歳になりました。たくさんのお祝いメッセージを頂きありがとうございました。
午前中はICTや映像関連の総合イベント「CEATEC2020」を自宅からオンラインで見学しました。
https://www.ceatec.com/ja/showfloor/
一番興味深かったのは、先月の議会定例会で一般質問のテーマにも据えた「リモートワーク」(在宅勤務)に関するセミナー(講演)でした。
講師がEC(総合通販)サイトで国内ダントツシェアを誇るAmazon社の方。なんで通販業界から講師が?と思われるかも知れませんが、実はAmazon社こそが、リモートワークに相応しいクラウドサービス(Amazon社が設置する高性能コンピュータ・サーバーに自分のPCやタブレット端末からネット接続し、いつでもどこからでも自由に使いこなせるサービス)の業界第一人者でもあるのです。
コロナ禍で自宅で働く人が確実に増えつつあり、茅ヶ崎駅周辺には共同利用型のシェアオフィスやコワーキングスペースが新たにできつつあります。
これは確実な環境変化です。全ての仕事がリモートワークになることはあり得ませんが、例えば福祉分野や工事現場でも、訪問先や作業現場から専門家に対してタブレット端末でアドバイスやサポートをしてもらうなどの活用が始まっており、それも一種のリモートワークだと考えられます。
茅ヶ崎が「働く人に優しいまち」として注目されるよう、これからも市に対して様々なリモートワーク支援策の提言を行ないたいと思います。
新しい“ちがさきムーブメント”
10月20日(火)、所要で市役所に登庁したあと、先日の都市経済常任委員会主催の市内事業者意見交換会で話題になった「8(エイト)ホテル」さんを訪ね、色々インタビューさせて頂きました。
茅ケ崎駅南口に今年7月にオープンした「8ホテル」。今までのシティホテルやビジネスホテルとは大きく違い、アメリカン・モーテルを彷彿とさせる外観と内装で統一されています。
プールや居室、ラウンジ、サウナ(宿泊客以外もプールとセットで有料利用可)などもご案内頂きましたが、これは凄いホテルが茅ヶ崎にやってきたぞ、という驚きと感動のひと時でした。
今まで茅ケ崎にはホテルが少ないと言われてきましたが、レジャーにも商用にも使えるこのような新コンセプトのホテルは、圏央道や上野東京ライン、湘南新宿ラインという首都圏交通網によって茅ケ崎に新たな人の流れを呼び込む役割りを担って頂けるものと確信します。
そして、「お食事は近隣の飲食店でどうぞ」というスタンスは、地域経済循環とツーリストの回遊を創り出すことにも繋がり、市内経済活性化にも大きく貢献するものです。
「茅ケ崎市民も一度は泊まってみたい8ホテル」。思わず宣伝文句を作ってしまいました(笑)。突然の訪問にも関わらず、ご親切に対応頂きましたスタッフの皆様に心から感謝致します。
※宿泊者は写真の「トゥクトゥク」でサザンビーチまで送迎して頂けるそうです。
議会活動とICT(情報通信技術)
10月16日(金)、市役所にて議員研修会を受講しました。
今回は茨城県取手市議会におけるICTの活用事例について、同議会事務局より講師をお招きし、実際のタブレット
端末導入の経緯やその運用方法、課題などについて学びました。
新型コロナウィルスの感染拡大によって、社会ではオンライン会議などのツールを使ったリモートワークが急速に普及・定着しつつありますが、市議会も決して無縁ではありません。
災害発生を含む緊急時に議員が議場に参集できない場合はもちろん、事故発生現場からのリアルタイムな報告・情報共有や、出産・育児を抱えた議員の議会参画などなど、そのニーズと活用シーンは無限大です。
しかしながら、実運用面の課題だけでなく、地方自治法など関係法令によって現実的には様々な制約もあり、手放しにオンライン会議などを即導入という訳には行かないのも事実です。
ICTの進歩によって、今まで10年かかっていた社会の変化がわずか半年で到来してしまう現代。試行錯誤になるかも知れませんが、「先ずは先入観を捨てて何でもトライ」の精神でICTの活用に取り組むことが必要だと考えています。
2021年度に向けて
10月14日(水)、私が所属する議会内会派「市民自治の会」では、佐藤市長に対し2021年度(令和3年度)予算編成に対する要望書の提示を行いました。
現在全国各自治体では、来年度予算編成の真っ最中ですが、茅ヶ崎市でもコロナ禍による税収減と感染症対策による
支出増などの影響もあって、過去にない厳しい財政状況となっており、
①市民の安心・安全確保に関する事業、
②地域経済循環促進に関する事業、
③市民のセーフティネットに関する事業以外は大胆に予算を削減・抑制する旨の市長方針が出されています。
しかし、厳しい財政状況は直下のコロナ禍だけで生じたものではなく、大型公共施設整備に伴う公債費(借金)の累増など、過去からの負の積み上げが「ボディブロー」ごとく効いてきた側面もあります。
私たちの要望書では、コロナ禍だからこそ「人への投資」を最優先にした編成にして欲しいとの思いから、現在滞っている広報・広聴活動の新たな仕組み作り、新型感染症予防に配慮した災害弱者対策、産後ケア事業の実現、職住一体・近接の環境構築支援、緑の保全強化、子供たちの心身ケアの充実などの事項を盛り込みました。
しかし、いくら立派な予算を立てたとしても、実践実行しなければ絵に描いた餅に過ぎません。
市長、議員、市職員の覚悟と責任が問われると同時に、市民の皆さんのご理解ご協力も必要となり、今こそ一致団結「オールちがさき」で試練を乗り切る時だと考えます。
「金が無ければ知恵を出せ」「知恵が出なければ汗をかけ」。私も率先して「考動」致します。
開かれた議会を目指して
10月13日(火)、朝の小学校登校見守り活動のあと、広報広聴委員会と環境政策に関する会派ヒアリング等でほぼ終日登庁となりました。
広報広聴委員会では、第3回定例会(9月議会)審議内容等の議会だより掲載記事確認と、「議会報告会・意見交換会」に関する議論を行いました。
茅ヶ崎市議会では、コロナ禍によって今年度の「議会報告会・意見交換会」を開催できていませんが、自治体によっては「密」の回避を考慮した集合形式で開催したり、インターネットを駆使して開催したりと対応は様々です。
年度内の開催は難しい状況ですが、他自治体の取り組みを参考に、どのような形での開催が望ましいか検討を継続したいと思います。
個人的には、愛知県犬山市議会が取り入れている「市民フリースピーチ制度」にも注目しています。
https://www.city.inuyama.aichi.jp/.../1004631/1004624.html
この制度は、毎定例会ごとに、市民が市政について議場で5分間のフリースピーチを行う制度で、開かれた議会としての新しい取り組みとなります。
私が所属する会派(市民自治の会)では、この制度を詳しく研究してみたいと考えています。(ランチには、市役所食堂で販売している市内社会福祉団体製造のお弁当を頂きました。税込み600円です)
誰もが等しく充実した暮らしを送るために
10月10日(土)、「茅ヶ崎寒川地区自閉症児・者親の会」(茅ヶ崎・寒川やまびこ)
https://www.chigasamu-yamabiko.org/ 主催の「議員と語る会」に出席しました。
昨年に引き続き2回目の参加となります。会では、自閉症などの障がいを持つ方の保護者の皆さんと市議会議員有志が、教育、日中活動、就労支援などのテーマについて、テーブルに分かれて意見交換を行いました。
昨年と大きく状況が違うのが、新型コロナウィルス感染症の発生です。普段から障がいを持つ方々は、家庭や学校生活、職場などで様々な課題やハードルを抱えており、行政を含む社会的なサポートが必要ですが、コロナ禍によって十分なサポートが得られなくなり、より困難な状況に追い込まれた方が一気に増えてしまいました。
人材・要員不足による各種福祉サービスの利用制限や休校、就労機会の激減、災害発生時の不安などなど、家族だけではどうにも解決や対処が難しい問題が多発したのです。私も具体的なお話しを伺って初めてその大変さ、問題の根深さを理解することができました。
私見ですが、根本的な課題は、「福祉サービス分野に従事する人材処遇の低さ」にあると考えます。この課題は自治体だけでは解決できず、国や県によって、福祉サービス分野が、働き手にとってやりがいのある魅力的な産業となるよう、強力かつ大胆な政策発動が必要です。
今後は所属政党にも働きかけつつ、茅ヶ崎市として為すべきこと、一市民としてサポートできることを地道に見つけ、実践して行きたいと思います。会にお招き頂きました関係者の皆様に、改めて御礼申し上げます。
最後に日本国憲法抜粋を掲載します。
■第一三条【個人の尊重・幸福追求権・公共の福祉】
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
■第二五条【生存権、国の社会的使命】
1 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
今こそ子供たちに投資する時
10月8日(木)、仲間の議員と市内小・中学校2校を訪ね、インクルーシブ教育(障害のある子も無い子も共に学び、共に育つことができるようにしよう、最初から分けずに包みこもうという教育)の実情や、家庭や学校生活で何らかの問題を抱える児童・生徒の心のケアなどについて学びました。
この春の新型コロナウィルス流行以降、学校の臨時休業などにより、児童・生徒はもとより、先生方も大きな混乱のなか、かつて経験したことのない厳しい日々を強いられました。
特に心身にハンディキャプや重荷を負った子供たちにとっては、本当に辛く大変な毎日だったかと思います。
感染拡大になかなか歯止めがかからない今、経済や生活再生に向けた取り組みももちろん重要ですが、ちがさきの未来を担う全ての子供たちに対し、一人も取りこぼすことなく、良好な学びと育ちの場を提供し続ける責任を、我々大人は決して放棄してはならないと痛感します。
茅ケ崎市では、既に1,000億円を超える市債(借金)を発行していますが、その実質的な負担は若い世代や子供たちにこれから重くのしかかり、さらに今、様々な犠牲や我慢を子供たちに押し付けることは、我々大人のエゴであり許されるものではありません。我慢すべきは大人です。
「こんな時だからこそ、子どもたちにとって学校が家から一番近い居場所であり続けなければならない」。訪問先の校長先生のお言葉が、私の心に強く刺さりました。
これからも教育現場をしっかり見つめ、議員として全力で支えて行きたいと思います。
地域経済活性化のために
10月6日(火)、7日(水)と二日間にわたり、「地域経済活性化」をキーワードにオンライン&リアルの勉強会に参加しました。
6日(火)は茅ヶ崎市が企画した「茅ヶ崎Lifeオンラインセミナー」。市外から茅ヶ崎に移住されたお二人の市民が登場し、茅ヶ崎の魅力や新しいライフスタイルへの試みなどを語って頂きました。
お一方(団体・会社役員)は茅ヶ崎の海や自然に着目した「ワーケーション」(ex.仕事をしながら合間にサーフイン)の実践に取り組んでおられ、近日茅ケ崎駅の近くにコワーキングスペースを開設されるなどの力の入れよう。
私が9月の定例会・一般質問で提唱した「リモートワーク」の推進などとぴったり符合する取り組みに、大いに感銘しました。「茅ヶ崎に移住する前にワーケーションでお試し移住」という考え方も改めて貴重なヒントとなりました。
もうお一方(子育て中のママさん)は、「孤」育てで悩んだ経験から、育児中のママさんたちが交流の輪を広げ、様々な悩みや問題を解決、緩和してゆくという取り組みをされています。
茅ケ崎の魅力は「人の温かさ」である一方、「産後ケア」など、子育て中のママに対する行政の支援が足りないとのご指摘は、議員として心に刺さりました。子育てに相応しい公園の整備などを含め、今後行政の後押しをして行きたいと思います。
7日(水)は、市議会都市経済常任委員会として、アイスクリームで有名な“プレンティズ”の長谷川社長を市役所にお招きし、「地域経済活再生」をテーマに意見交換しました。
アイスクリームビジネスに参入した理由、茅ヶ崎の魅力、市内事業者間の連携、圏央道開通の効果などなど2時間に渡る意見交換を行い、大変有意義な時間となりました。常に「現場」からの発想で「考動」される経営者としてのセンスと情熱に脱帽です。
議員として、また議会として今回頂いたヒントを今後の政策提言などにしっかり活かして行きたいと思います。
学校は地域の未来を担う人財育成の場
10月6日(火)、地元小学校の登校見守りを行いました。
今までは月2回の活動でしたが、最近登下校時の「ヒヤリ・ハット」事例をよく耳にするため、週2回に増やすことにしました。
マスクをしているせいか、挨拶をしても元気よく言葉を交わしてくれる子供が心なしか少ない感じがするのは残念ですが、臆せずにこちらから言葉をかけ続けたいと思います。
さて、学校は子供たちの学びと成長の拠点ですが、災害時には避難所として活用したり、体育館については市民のスポーツ活動などにも開放されています。その意味では、市民の誰もが一番知っている公共施設であり、また、将来の地域社会を担うべき大切な「人財育成」の場でもあります。
そのような目線と視点を持ち、登校見守りだけでなく、地域の自然や歴史の学びを支援する活動を、これからも皆様と共に進めて行きたいと思います。
「輝け 子供たち!」
わかりやすい財政情報について
2020年第3回定例会が終わり、現在11月配布予定の「議員レポートVol.6」(活動報告書)を作成中です。
議員の大切な仕事に「行政の監視」と「政策提言」がありますが、いずれにも大切なことは、企業経営と同じく「数値」で考え、語り、実行・検証することだと思います。定性的なことなら誰でも言えますが、定量的に分かりやすく説明することは思いのほか難しいものです。
議案として提示される「予算」「決算」もほとんど「数値」情報の羅列で、今でこそ要領を掴みましたが、最初は資料の見方すらよく解りませんでした。
しかし、よくよく考えてみると「予算」も「決算」も一体誰のために作られているのでしょうか?市の職員のため?議員のため?いえ違います。「予算」も「決算」も納税者であり主権者である「市民」のために作られているはずです。
議会傍聴時に予算関係資料を閲覧したり、概要を市のホームページや広報紙で知ることはできますが、残念ながら、かなり勉強しないと正確な内容の理解は難しいのではないかと思います。つまり、大半の市民の皆さんにとって縁遠いものになっているはずです。
がしかし、そんな問題に真摯に向き合った自治体があります。北海道のスキー・リゾートで有名なニセコ町です。
ニセコ町では、中学生にも理解できる内容の予算書「もっと知りたいことしの仕事」を毎年作成し、全市民に配布しているほか、市外在住者も観光協会で買い求めることができます(税込み1,000円)。
実際にページを開いてみると、全ての事業について「概要・目的」「新規か拡大か縮小かの区分」「金額」(経費、財源)、が記載され、主要事業については市民の姿が入った写真付きという丁寧で親切なスタイルです。
⇒https://www.niseko-ta.jp/about/work/
いま茅ヶ崎市は、コロナの影響や過去の積み上げから厳しい財政難となっていますが、これを解決するのは市の職員や私たち議員だけでなく、市民の皆さんにもその状況や対策案をしっかり知って頂き、一緒に考え行動して行くことが必要です。私はその出発点として、ニセコ町のような「市民のための予算書」作りを市に訴えて行きたいと考えています。
会派打合せを行いました
10月2日(金)は、生活困窮市民の活動支援で市内に出向き、その間に市庁舎控室で会派打合せを行いました。
秋は市の次年度予算策定時期でもあり、私たち市議会議員も会派毎に予算に関する意見や要望を書面に纏め、市長に提示することが通例となっています。
次年度は、新型コロナウィルス感染症の影響で厳しい財政運営を強いられることが予見されますが、市民生活に大きな影響を与える事業については、優先的に予算を割り当てなければいけません。
弱者の災害時支援強化、医療体制の拡充、生活困窮者や企業支援の強化、臨時休校時の子供たちの学習権保証などなど・・・。
会派としてしっかり精査・要望したいと思います。
茅ヶ崎市議会 第3回定例会 一般質問を終えて
9月29日(火)、議会での私の一般質問を終えました。知人にも傍聴に来て頂き、気合が入りました。
一般質問は、議員が市政全般についての疑義を質し、市の見解を問う重要な行為です。議員としての大きな権能であり、市民を代表する者の責務でもあると考えます。(一般質問を行うかどうかは、基本的に議員の裁量に委ねられています)
議員の持ち時間は正味30分。一括して質問を並べる「一括方式」と、個別に問いかけて行く「一問一答方式」の二つのやり方があります。私は、この30分の持ち時間を、市民の皆さんからお預かりした大切な時間であると考え、毎回全力で一般質問に臨んでいます。
今回は「道の駅整備事業」と新型コロナウィルスとの共生を前提とした「市内経済再生に向けた市の取り組み」について質問しました。
「道の駅」は、神奈川県との共同事業として、現在国道134号沿い(柳島)に2022年3月の開業予定で整備を進めていますが、コロナ禍で財政状況が厳しさを増し、観光トレンドが大きく変わるなかで、今後の進め方などについて質しました。
同じ134号沿いの近隣エリアに、平塚市が類似の公園施設の整備を進めるなど、湘南エリアを一体の商圏・生活圏とみなした事業展開の重要性についても訴えました。
「市内経済再生」については、感染症の拡大による企業拠点の都心から地域への分散やリモートワークニーズの拡大などに、市としてどのように対応して行くのかについて問いました。
それぞれのニーズに対する支援策を積極的に押し進めて行くことは、最終的には「人に優しい職住近接・一体を実現するまち」づくりに必ず繋がって行くと確信しています。
一般質問の記録映像は、別途市議会ホームページの下記速報版をご覧頂き、是非ご意見ご感想などをお寄せください。⇒ http://fast01.hotstreaming.info/chigasaki-city/78211110/contents/play.php?fileid=movie07
「2020年・全国秋の交通安全運動実施中(9/21~9/30)」
9月28日(月)、定期的に参加している地元小学校の登校見守り活動に参加しました。
現在秋の交通安全運動期間ですが、子供たちの登下校中の交通事故を1件でも減らすべく、地元有志の皆さんと見守り活動に取り組んでいます。
終了後に、交差点の危険性について確認しました。車の停止線と横断歩道や電柱の位置、信号機の角度など、様々なリスク要因がありそうですが、先日もこの交差点で歩行者と車の「ヒヤリ・ハット」事例があったそうで、私も車を運転していてドキッとすることが何度も体験しています。地元の皆さんと話し合い、警察等の関係機関に改善を働きかけたいと思います。
見守り活動後は議会定例会で市役所へ。28日は5人の議員による一般質問がありました。テーマは様々ですが、やはり新型コロナウィルス関連がその多くを占めました。29日(火)は、私も「道の駅事業」と「市内経済再生」について質問します。(写真は、市役所議場横から望む秋晴れの西湘方面)
インターネット空手道大会を開催しました
私が湘南エリアで沖縄空手のボランティア指導を始めて25年が過ぎました。
指導者層も徐々に充実し、現在ではボランティアにて鎌倉市、大和市、藤沢市、茅ケ崎市、平塚市にある7拠点で日々稽古をしています。
コロナ禍で様々な活動が制約を受けるなか、何とか子供たちの成長と鍛錬成果を発表する機会を作りたいとの思いから、今回動画投稿サイト(YouTube)を活用した「型試合」を開催しました。
参加した選手・保護者の皆さんからも沢山の喜びの声を頂き、できないことをあれこれ悩むのではなく、できることを一つでも探して実行に移す姿勢が大切だと痛感しました。
本会議が再開しました
9月24日(木)、第3回定例会本会議が再開しました。
24日は、先に審査された2019年度決算認定議案と、各常任委員会で審査された通常議案(補正予算、関連条例制定、指定管理者選定など)に対する各会派代表討論(議案への賛否の態度と意見表明)及び採決が行われました。
私が所属する市民自治の会では、市が制定を進める「次期茅ヶ崎市総合計画」(長期の市政展望と事業実施の方向性を定める計画)について、今回の新型コロナウィルスによる様々な影響の折込みが不足している等の理由から「反対」投票しましたが、結果は賛成多数で可決されました。
仮に私たちの主張が通らなくとも、公式の会議記録として残し、市民の皆さんに広く意見を知って頂くことは大切だと考えています。
なぜ私たちが今回の「次期茅ヶ崎市総合計画」に反対したのかの詳細は、別途市議会ホームページに掲載される会議記録(小磯妙子代表の討論)で是非ご確認ください。⇒ https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/gikai/1001093.html
採決の後は、各議員による一般質問に移りました。私は29日(火)の2番目に登壇予定ですので、是非議場またはインターネット中継で傍聴をお願い致します。「茅ヶ崎道の駅」と「市内経済再生策」について質問します)⇒
https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/gikai/eizo/index.html
立憲民主党 神奈川県連合 YouToubチャンネルに自己紹介動画をUPしました
新生・立憲民主党 神奈川県連合では、県内の国会・県会・市町議会所属議員(計111名)をリレー形式の動画で紹介中です。今回私の動画がUPされましたので是非ご覧ください。(収録場所は県立里山公園ほか)
⇒https://www.youtube.com/channel/UCLkmutVvpkBqctNCADhCI_A
新党県連結成大会に参加しました
9月22日(火)、横浜市内で開催された「立憲民主党 神奈川県総支部連合会結成大会」に出席しました。
旧民進党からバラバラになった旧立憲民主党と国民民主党の国会議員(衆参)、地方議員(県市町)111名が参加する新たな県連合のスタートです。新代表には阿部知子衆議院議員が選出され、力強いスタートを切りました。国内では東京、北海道に次ぐ大規模県連の誕生となります。
菅新内閣の支持率が高いことを背景に、衆議院の解散総選挙が現実味を帯びてきましたが、立憲民主党は、コロナ禍による経済と暮らしへの手当てを最優先に訴えてこれからも活動して行きます。
茅ヶ崎市議会では、私のほか小磯妙子議員、早川仁美議員が県連に所属し、これからも力を合わせて、草の根民主主義をここ茅ヶ崎でも芽吹かせたいと思いますので、皆さまのご支援ご声援をよろしくお願い致します。
(付記)
昨日、やく半年ぶりに電車に乗りました。コロナのせいもあり、大概のエリアは車やバイクでの移動がすっかり定番となりましたが、久々の電車に少し緊張感を覚えてしまいました。2年前までの会社員時代は、毎日都心まで片道2時間弱の電車通勤をしていたことを思うと、感慨深いものがあります・・・。
「地域のために働く。人のために生きる」。そう心に誓って議員を志した私の「ニューノーマル」であります。
沖縄空手と健康長寿
私は湘南エリアを中心とする首都圏で25年間、沖縄空手のボランティア指導を続けています。
最近では80歳を超える地元シニアの皆さんも相次ぎ入会され、人生100年時代をまさにエンジョイされている感があります。
私が議員になる前から掲げるスローガンは「みんなでイキイキ 100年住みたい街ちがさき」。
一人でも多くの方が、健康でご長寿を謳歌されるお手伝いができればとの思いを胸に、これからも共に汗を流したいと思います。
ちょっと沖縄空手にご関心をお持ちのあなた、是非道場の門を叩いてください。人生に素敵なスパイスが加わることをお約束します。
道場のHPはこちら ⇒ https://shonanshubukan.sakura.ne.jp/wp/
有志議員のリモート勉強会
9月17日(木)、神奈川県内の知人市議・町議に声をかけ、ICTを駆使した防災・減災、観光政策などについて勉強会を開催しました。
今回は私が幹事役を務め、ビッグデータ分析等に優れたノウハウを持つ通信キャリア系企業に講師役をお願いし、質疑応答を含めて90分の勉強会となりました。
自治体が作るハザードマップのうち約半数はまだ最新の基準で作成できておらず、保険会社の損害保険料率も違いが出る話しや、電話帳データベースと携帯電話会社が持つ人流(モバイル空間統計)データを組み合わせた最適エリアへの避難所開設など、細心のソリューションについて学びました。
私は常々公共施設の整備再編事業について、単に利用者数や施設の稼働状況だけでなく、どこに住む利用者に最も使われているのかという客観データも含めて検討すべきと考えており、今回の勉強会で大きなヒントを得ました。
その他、茅ヶ崎市が2022年3月に開業予定で進めている「道の駅」の集客や他拠点との送客戦略などにも応用できそうだと考えています。
様々な地域事情を抱える自治体議員が、垣根を超えて学ぶ機会となりましたが、これからもこのような勉強会をどんどん開催し、市民のみなさまにその成果をしっかり還元して行きたいと思います。
広報広聴委員会に出席しました
9月16日(水)、10:00~開催された広報広聴委員会に出席しました。
広報広聴委員会は、「議会だより」の編集や議会の広報広聴活動などについて協議し、議長の諮問に応え、報告する機関です。定例会会期中や必要の都度招集され、「議会だより」に掲載する記事の割り付けや写真の選定などについて協議するほか、年に2回開催される「議会報告会・意見交換会」の企画、運営なども担当します。
今年度は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、5月と11月に予定されていた「議会報告会・意見交換会」が中止と決まりましたが、今回の委員会では、今後の開催方法などについても意見を交わしました。
「議会報告会・意見交換会」は、全国の自治体が条例に基づき実施していますが、コロナの影響で中止とした自治体が多いなか、映像配信やリモート会議システムを使って開催したり、密を避け広い会場に人数制限して集合形式で行ったり、或いは地元大学生を対象に少人数で実施したりと、様々な工夫をこらして実施する自治体もあって、大変参考になります。
議会の広報・広聴活動は、自治体運営のバランスと公正さを保つための重要な活動であり、市民の皆様に議会の動きを伝え、しっかりと声を汲み取ることを目的としており、今後もより充実した内容で開催できるよう、議論を重ねたいと思います。(写真は議場入口と、脇に設置されたオブジェ)
市政相談②
9月15日(火)、市政相談が2件あり、市庁舎で対応させて頂きました。2件とも生活困窮に関するご相談でした。
じっくりお話を伺い、市の担当課や社会福祉協議会への連携などをさせて頂きましたが、コロナ禍の影響で、同様のご相談が増えてきました。
率直な感想は、市や関連社会福祉法人が用意している生活困窮支援制度が、意外なほどに知られておらず、当事者が一人で悩んでおられるケースが多いということです。
我々新人議員にとっては、制度や実務の詳細について勉強しながらの対応となりますが、可能な限りの支援をさせて頂きますので、決して諦めることなくお声がけ頂きたいと思います。
基礎自治体である茅ヶ崎市は、市民の皆様にとって「最前線の政府」として、「生命、健康、財産」を守り抜くことが基本使命です。(写真は、ご相談の合間に撮影した議会階からの眺望です~秦野方面)
市政相談
9月13日(日)、空手道場稽古の合間に市政相談をお受けしました。
一口に市政相談と言っても様々で、内容も学校運営、道路整備、ゴミ清掃、生活困窮支援、公共施設管理、農業振興などなど、市政全般に関するご意見、苦情、ご相談をお寄せ頂きます。
正直、議員になってこれほどのご相談をお受けするとは想像していませんでした。
お電話、メール、道路でお会いした際など、ご相談をお受けする機会も区々ですが、基本的には市役所の議会内打合せ室か自宅1Fの事務所でお話しを伺うことにしています。
中には行政だけでは対応が難しいものもあり、大学同窓の弁護士や社会保険労務士など、今まで培ってきた人脈をフル活用して専門的な知識や情報をもらったり、他自治体を含む議員の皆さんにアドバイスを頂いたりしながら何とかこなしています。
しかし、この森羅万象ともいえる市政相談の内容こそが「行政の現場」を映し出す鏡であり、議員としての知見と資質を深める絶好の勉強材料にもなっていて、ありがたく、真摯にお受けするよう心掛けています。
中には、「議員になりたい」というご相談もあったりして、そんな時は、ひょっとしたら将来の頼もしい仲間ができるかも知れないとワクワクしてしまいます。皆様も、私で良ければ是非ご相談をお寄せください。
政党再編
9月10日(木)、私が所属する立憲民主党と国民民主党の合流再編で、新代表に枝野幸男氏が選出され、党名も立憲民主党に決まりました。
今回は私たち自治体議員には投票権がありませんでしたが、政党再編は政党再編として、自治体議員は日々の県政・市政にしっかり向き合うことが大切。地域の自治体は国民にとって「最前線の身近な政府」との自覚を持って、日々「考動」あるのみです。
さて、11日(金)は、第3回定例会の通常議案に関する委員会審査でした。私が所属する都市経済常任委員会には、コロナ禍で中止・延期となった事業の予算減額や、新たに必要となった予算追加などの「補正予算」と、それに伴う条例改正のほか、市道の追加・廃止認定議案などが上程されました。
市内に無数に延びる市道は、新しく作られたり、廃止変更さたりする都度、市議会で議案として審査。場合によっては事前に現地確認をして審査に臨み、道路の視認性や通学路としての安全性などについて質疑を行っています。
決算審査を終えて
9月10日(木)、2019年度決算全般に関する総括質疑(個別の事業ではなく、決算総体についての質疑)をもって決算審査を終えました。
私からは、近年に無い経常収支比率の悪化(市のお金の使い方に自由度が無くなる)の原因分析や、膨大な契約件数を抱える委託費用のコントロール、コロナ禍をきっかけに検討した非対面型の行政サービス(デジタルトランスフォーメーション)などについて質問しました。
決算議案は委員11名全員の一致で認定され、24日(木)に開催される本会議での最終採決に進みます。
私にとっては、3月の予算審査に加え今回の決算審査で概ね一通り議会での様々な会議を経験し、多くのことを学ぶことができました。
24日からはいよいよ議員が市政全般の課題や問題、対処方針などについて問う「一般質問」が行われます。
質問の予定内容は別途市議会ホームページに掲載されますので、是非ご確認ください。(写真;決算審査終了後に市役所1Fでランチタイム)
決算審査3日目を終えました
9月7日(月)、茅ヶ崎市議会決算審査も3日目を終えました。
決算は一般会計、特別会計(国民健康保険会計、介護保険会計、市立病院会計など)の順に質疑が行われ、昨日は特別会計の審査でした。
国民健康保険は、そもそもの人口減少や後期高齢者医療サービス・社会保険への切り換えなどが進み、年々加入者が減少傾向にあり、給付や各種サービスの維持が課題となります。
市立病院会計では、昨年策定した「リバイバルロードマップ」によって財務状況の抜本的改善に向けて取り組み中ですが、新型コロナウィルスの感染拡大が経営に大きく影響し、今後のリカバリープランが必須となっています。
10日(木)は全体を通した総括質疑(市長も出席)が行われ、決算全般に関する最終質疑の場となります。皆様も是非
、議会会議室またはインターネット中継での傍聴をお願い致します。
第2回定例会・決算特別委員会がスタート
9月3日(木)、決算特別委員会がスタートしました。10時に開始して途中お昼休憩を挟み、18時過ぎまで続きました。
初日は歳出(企業や家計で言えば支出)について、議会議、総務費(広報、職員管理、庁舎管理、市民窓口サービスなど)、民生費(福祉関連事業など)、衛生費(保健所、環境関連事業など)、労働費、農林水産費、商工費についての2019年度決算審査を行いました。
議員側からの質問や確認に対し、市の関係各課から順次説明を受けます。質問も回答も簡潔にと注意があるものの、つい熱が入って長くなってしまうこともあります。
明日は2日目。今年度予算の修正や来年度予算の作成にも影響する重要な決算審査です。インターネット中継でも傍聴できますので、是非ご覧ください。
⇒ https://chigasaki-city.stream.jfit.co.jp/
第3回定例会スタート
月が変わって9月になりました。少し肌寒い感じの朝、市役所横の広場もどことなく涼しげです。
今日から茅ヶ崎市議会・2020年第3回定例会がスタート。
本会議初日は議案の確認や決算特別委員会の設置、急ぎ審議が必要な議案(先議案件と呼びます)の委員会審査などが行われます。
議場もご覧の通り透明のアクリル板で囲まれ、感染症対策もしっかり講じられています。
初日のスケジュール終了後は各派代表者会議、新型コロナウィルス対策会議の傍聴。ランチタイムを挟んで、3日から始まる決算審査の所属会派事前打ち合わせを行い、膨大な資料を1ページ1ページ捲りながら質疑のポイントなどを確認しました。
夕刻に帰宅後は、市観光協会主催のリモートセミナーに参加。DMO事業など、Withコロナ時代の観光政策などについて意見を交わしました。
ちょっぴり忙しい1日となりました。
福祉サービス最前線
8月31日(月)は地元小学校の登校見守り活動からスタートしました。
現在、地元有志の皆さんと月2回活動していますが、新型コロナで学校の授業が若干変則的になったりしているので、これからも子供たちが通学路で事件や事故に遭わないよう、しっかり見守って行きたいと思います。
「子どもは地域の宝物」が合言葉です。見守りから一旦帰宅した後は、市内の「地域包括支援センター」さんを訪ね、地域での福祉活動全般について意見交換を行いました。
同センターは茅ケ崎市内に12ヵ所設置され、地域の高齢者の方々の身近な相談窓口として機能し、保健師、社会福祉士、主任ケアマネージャーの資格を持つ専門スタッフが日曜・祝日以外毎日、介護サービスを含む様々な相談を受け付けています。
しかしながら現実には、行政や民間が用意する制度・福祉関連サービスだけでは解決できない複雑な問題を抱えるご家庭も多く、これから解決しなければならない大きな課題であることを知りました。
市の年間予算の約6割が福祉関連事業を含む「民生費」に振り向けられている今日、「地域包括支援センター」の役割は益々重要となっており、私もしっかりと勉強し、その活動を支援して行きたいと思います。
新党結成へ
まだまだ暑い日が続きますね。さて、8月29日(土)は、私が所属する立憲民主党・神奈川県連合の定期総会が開催され、新党結成に向けた議案審議などが行われました。
私は外せない所用があって委任状を提出し、リモート(Zoom)での参加となりました。
首相が退陣表明したと同時に野党再編が進むことになりますが、健全な二大政党制実現への確かなステップになることを願っています。
私たちはいま野党の立場にありますが、政権や政権党の批判に終始するのではなく、対抗政策をしっかり示すことが必要です。そしてその政策がより血の通ったものであるためには、我々地方議会議員が民意をしっかり汲み取って、県会や国会を動かす気概と実践が必要となります。
これは与党とて同じはずであり、市議会でも政策論を中心に、大いに切磋琢磨して行きたいと思います。
(追伸)
私の議員活動レポートをポスティングで読まれた方から、「イチ押し図書」についてお電話を頂きました。書籍のタイトルは「地方議員は必要か」。(文春新書)議員の方にも是非読んで頂きたい一冊です。
首相退陣表明
8月28日(金)は第3回定例会の決算情報に関する市への資料要求のため登庁しました。
膨大な議案関連資料を読み解く中で不明な点があれば、議員として新たな資料の提示を要求できます。
委員会質疑の中で個別に解明や確認もできますが、資料要求によって全議員に対し事前に情報提供される点がミソであり、質疑の充実にも繋がります。
帰宅するとネットで安倍首相の退陣情報が飛び込んできました。
このコロナ禍の最中に、メディアでの首相の露出が極端に少なかったことから、健康不安説が一部で飛び交っていましたが、医師や周囲の助言もあってか?遂に退陣決断となったようです。(個人的には退陣の判断が遅かったと思っています)
偶然にも、夜は“Zoom”を使った所属政党の地方議員によるブロック・リモート会議。私たち立憲民主党も今回解党して新たな政党を立ち上げることとなり、首相の退陣表明とタイミングが重なって、大きな政局の動きを感じた1日となりました。
それはそれとして、来週からスタートする第3回定例会にしっかり向き合いたいと思います。
決算審査に当たって
9月1日から2020年(令和2年)・茅ケ崎市議会第3回定例会がスタートします。
第3回定例会では、他の議案に先立ち2019年度(令和元年度)の決算審査が行われ、私は所属会派「市民自治の会」
を代表して、豊嶋議員と共に決算委員を務めることになりました。
初めての経験で多少戸惑いもありますが、精一杯役目を果たしたいと思います。
決算と言えば「もう過ぎた話し」と思われるかも知れませんが、市民の皆さんの負託を受けて成立した大切な予算が無駄
なく適正に実行され、解明すべき問題点や改善点が無かったかどうかを見極める重要なプロセスであり、その結果は当年度(2020年度)の予算執行のチェックや次年度(2021年度)の予算策定にも大きな影響を与えます。
皆さんも是非議会やインターネットでの傍聴で、ご一緒に決算のチェックをお願い致します。
空き家の有効活用について
8月25日(火)夜は、空き家の有効活用に取り組む団体が主催するオンライン勉強会(Zoom)に参加しました。
茅ヶ崎市はもとより、全国的に人口減少、高齢化、都市部集中などによって空き家の増加が課題となっていますが、今回は点在する空き家をシングルマザー家庭のシェアハウス&地域コミュニティスペースに改築するという画期的なプロジェクト。
コロナ共生時代にあっては、住まいや地域ネットワークのあり方も大きな転換を迫られるなか、大いに価値のあるトライアルとして、私も支援して行きたいと思います。
勉強会の中では、改築や活用内容についてオンラインで意見交換の時間もあり、私からは、和室の保存による寛ぎのスペース確保や、メダカなど小動物を飼うことでの命の尊さに対する共感作り、子供たちによる街のお楽しみマップ制作などのアイデアを提示させて頂きました。
起業支援にも繋がる空き家の有効活用。皆さんにも是非ご関心をお持ち頂きたいと思います。
9月議会に向けた準備を進めています
8月25日(火)は、9月1日から開会予定の令和2年第3回定例会準備や議会運営委員会傍聴、市関係各課との打合せなどで終日市庁舎にて勤務となりました。
定例会では、通常議題(補正予算、条例改正など)の他に、2019年度の決算審査や市政全般について市の方針などを問う一般質問があり、私は所属会派を代表して決算特別委員会の委員を務めることになりました。
予算は社会・経済情勢や市の財政状況などに応じて年度途中で頻繁に補正(増額、減額、科目変更など)が行われるため、決算審査においては当初予算策定時の資料だけでなく、補正予算に関する膨大な資料も短期間で読み込まなければならず大変な労力を要しますが、老眼に鞭打って24万市民の代表として、しっかり審査に臨みたいと思います。(写真はお昼に利用した、市庁舎1F「カフェ・ドットコム」さんの日替わりランチ~600円)
中学校給食に関する市民集会に参加して
8月23日(日)、茅ヶ崎市勤労市民会館で開催された中学校給食に関する市民集会(意見交換会)に参加しました。
集会では、6月定例議会での中学校給食に関する一般質問の映像記録を観ながら、様々な立場から活発な意見交換が行われました。
茅ヶ崎市が給食の実施方式として採用する「選択制デリバリー方式(民間事業者による弁当給食配達)」で先行した大磯町からも関係者がゲスト参加。一旦開始したデリバリー方式を中止した経緯や今後の対応方針など、生徒、保護者の視点から細かくご説明頂き、大変参考になりました。
給食の実施方式には「自校」「親子」「兄弟」「センター」(以上直営)「デリバリー」(民間委託)など様々なバリエーションがありますが、私が所属する市民自治の会では、コロナ禍による財政見通しの悪化や不透明化、実施方式検討過程でのコスト積算の甘さ、食育や地消地産、全校同一方式による一斉実施の妥当性などの視点から、もう少し慎重な検討・検証が必要と訴えており、今後も議会での一般質問等を通じて、市に対する働きかけを続けて行く方針です。
皆さまにも是非関心をお持ち頂きたいと願っております。
リモート議員研修会に参加しました
8月21日(金)、Zoomで開催された議員向け研修会に参加しました。
テーマはずばり「アフターコロナの自治体経営」。
新型コロナウィルスの感染拡大によって経済・社会情勢が急激に変わりつつあり、自治体経営も大きな変革が避けられません。市民のライフスタイルに応じた柔軟な行政サービスが益々求められます。
9月議会も間もなく始まり、今年度予算の組み換えが主要議題となる見通しですが、短期的な対処策だけではなく、新型コロナウィルスとの長期的な戦いや共存を前提とした多面的なシミュレーションと議論が必要となります。