藤本けいすけの「日日是好日」
一体誰のための政治なのか?
新しい内閣が発足しましたが、組閣前から首相就任候補者が衆議院の解散を口にし(そのこと自体憲法上の疑義あり)、そして臨時国会で野党との党首討論だけをさっと済ませ、戦後最短期間で実際に解散しようとしています。
政治改革を始めとし、与党総裁選挙で声高に訴えていたほとんどのことが、わずか1週間足らずで反故にされようとしており、「朝礼暮改」ならぬ「朝礼朝改」の感があります。
一体全体、新しい内閣は何をしようとしており、各閣僚(大臣)はどんなスタンスでこの国を引っ張っていく覚悟なのかなどがほとんどわからないまま、選挙で国会議員を選ばせようとしており、こんなに国民を愚弄したやり方はありません。
そして私が最も怒りに震えることは、今年の1月に大地震、そしてつい先月に未曽有の水害で被災して間もない能登半島の皆さんへの復旧復興支援もまだ不十分な状態であるにも関わらず、国政選挙を強行しようとしている異常な思考回路です。
政府・与党は一体誰を見て、誰のための政治をしているのか・・・。これが日本の変わらぬ政治体質(党利党略第一)だとすれば、今度の選挙でこそ、我々は腐った政治を根っ子から刷新しなければならないと思います。
茅ヶ崎市議会 アロハトークを開催します
9月30日(月)、第3回定例会が閉会しました。通常議案(補正予算、条例改正等)審議や一般質問に加え、2023年度(令和5年度)決算の認定審査も行いました。定例会模様の詳細は、近日発行予定の私の「活動レポート」や10月末に全戸配布される「市議会だより」をご覧ください。
そして11月23日(祝)には、下記ポスターの通り、茅ヶ崎市議会恒例の「アロハトーク」(市民と議員との意見交換会)を開催します。市民の皆さまと議員が、茅ヶ崎の街や未来について本音で語り合う大切な機会です。対象は中学生以上でオンライン参加も可能。皆さまのご参加を心よりお待ちしております!
自然の猛威を前に
昨日は市議会常任委員会審査の日でしたが、公園での早朝ラジオ体操会で道路のマンホール周辺が破損しているとの情報を受け、登庁前に現地調査。着いてみるとご覧の通りの状況です。
過去にも数回同じ状況になったそうで、恐らく先の台風の影響を受けて発生した豪雨によって地下水が溢れ、マンホール管が水圧で押し上げられた結果と推察され、早速市の道路管理部門に情報提供しました。都市部ではこのような事象が多発していますが、雨水の量が下水管の設計容量を超えていると考えられる一例です。
2枚目の写真は台風当日の近隣道路の様子で、私が撮影したものですが、路面がまるで濁流のようになっていて、その一部が低地の民家にそのまま流れ込むという被害をもたらしています。こちらは単に雨水の量が想定を超えて増えたというだけでなく、高台の雑木林を開発して資材置場にしたために、道路周辺地域の保水力が全体的に低下したことも一因ではないかと考えています。
今全国の自治体では、集中豪雨などの気象変動や大規模地震への対策が求められていますが、一方で都市インフラ(道路、橋りょう、下水道、河川、トンネルなど)の老朽化が深刻化しており、まさにダブルパンチの状況です。
急速な少子高齢化や人口減少を前提に、安心・安全なまちづくりに向けて、国や自治体の財源にどう優先順位を付けて行くのか・・・。
このことは、国や自治体に判断を委ねるのではなく、国民・市民一人一人が「我がこと」として、積極的に政治参加(市民集会、パブリックコメント、選挙など)を通じて意見表明頂くことが重要です。
言葉の力
先日市役所ロビーにて、「平和」をテーマとした絵画や作文の展示会がありました。議会会議前に拝見しましたが、強烈に目を惹き付けられた一枚の絵がこちら。『微力だけど無力じゃない』・・・・。世界で戦争や紛争、環境破壊など深刻な問題が絶えない今、我々大人の覚悟と責任が問われています。
市議会第3回定例会で一般質問しました
茅ヶ崎市議会では8月30日~9月30日まで第3回定例会を開会中ですが、9月4日は私の一般質問登壇日でした。
今回の一般質問では「市の将来を担う活力ある人材の創出及び確保」をテーマに取り上げ、特に30代前半までの若手・中堅職員の人材育成方針などについて質しました。
言うまでもなく、市役所も人の集団であり、政策や事業の成果は職員の「資質と意欲の掛け算」で決まる訳ですが、ここ数年道半ばで市役所を退職して去って行く職員が増えているということを耳にし、その要因や対策も含めて確認する必要があると考えました。
市の答弁(主に経営総務部長)では、部内部外での積極的な研修や経験を積ませるための出向派遣、能力と成果に基づく人事評価を行っていることや、複雑化多様化する行政ニーズに応えて行くための専門人材育成などについて言及がありましたが、私から質問の中で提言した「メンター制度」(部署を超えた先輩職員による若手職員への指導・助言の仕組み)については、有益と考えるため早急に実施する、また一旦退職した職員の再就職を可能とする「復職制度」については来年度から実施する、とのことでした。
通常は、一般質問等での議員からの提言や問いかけに対しては、「検討する」や「研究する」と言った答弁が大半ですが、今回は「実施する」旨の回答で、正直自分でも驚きました。それほどまでに、職員の人材育成や退職抑止について、市役所内での危機感が高まっているのだと考えます。
さて、いくら素晴らしい仕組みを用意してみても、効果的に運用されなければ意味がありません。今回新たに導入されることになった「メンター制度」と「復職制度」については、提言者としてその状況をしっかりとチェック、後押ししたいと思います。
さて、次の定例会(12月)ではどんな質問をしようか・・・。もし皆さまで市議会で質して欲しいテーマがありましたら、どんどんお寄せください。市政全般、どのような分野でも結構です。
「妻コーディネイトのアロハ(夏・秋季制服)を着て登壇」