藤本けいすけの「日日是好日」

藤本けいすけの「日日是好日」

公共施設整備の手法について学ぶ

2月9日(火)、神奈川県内自治体有志議員で、公共施設整備の手法に関するオンライン勉強会を開催しました。

勉強会のミソは、講師を某大手IT企業の公共事業担当セクションに依頼したこと。

議員の立場では発注者側=自治体側から見た公共施設整備手法(PFI=プライベイト・ファイナンス・イニシアティブなど)の動向や課題について学ぶのが通例ですが、今回は敢えて事業を受注する事業者側からの観点で学ぶことにしました。

その方が、様々な手法に潜む問題や課題がより浮き彫りになると考えてのことですが、議員としての整備事業に関するチェックポイントなどを具体的に学ぶことができて、とても有意義な勉強となりました。

これからも、自治体の枠を越えて切磋琢磨の勉強会を継続し、議会審議や政策提言などに役立てたいと思います。

☆公共施設整備手法に関する最新動向はこちら
特定非営利活動法人日本PFI・PPP協会 (http://www.pfikyokai.or.jp/)

同志を募ります

2月2日(火)~6日(土)まで繰り広げられたお隣り寒川町の町議会議員選挙をお手伝いしました。

7日(日)に投開票となり、同じ政党所属の茂内ひさよ候補、小泉しゅうすけ候補とも見事当選。茂内候補は、準備期間実質わずか2ヵ月の新人候補ながらダントツのトップ当選、現職2期目の小泉候補も前回選挙から約2倍の得票数を獲得しての当選となりました。お二人とも素晴らしい成果だと思います。

「選挙は水物」「選挙は風」とかよく言われますが、候補者の経歴、政策だけでなく、選挙の時の他候補の顔ぶれや同時期に開催される国政選挙の情勢、政治的社会的に注目を集める事件の発生、はたまた選挙ポスターの内容や見栄え、掲示番号(位置)に至るまで、ありとあらゆる要素が票の行方に左右するのは間違いありません。

たった2回の選挙経験しかありませんが、自分なりに考えるに、選挙は自分の政策や人柄、経歴を一人でも多くの市民の皆さんに知って頂くための「戦略」(マーケティング)と、市民の皆さんの懐に飛び込んで行く「行動力」(ハート)の「掛け算」で結果が決まるのではないかと思っています。今回のお二人は、その「掛け算」効果をしっかり発揮された好例ではないでしょうか。

次回茅ヶ崎市議会議員選挙は2年後。私同様、長年民間企業でビジネスに携わってこられた多くの方が、候補者の列に加わって頂くことを願って止みません。

地方議員を目指してみたいという方がおられましたら是非ご連絡ください。共に切磋琢磨して行きたいと思います。

スーパー公務員

いま面白い本を読んでいます。「東京脱出論」と「ビレッジプライド」。

「地方の時代」に向けた新しい取り組み事例や志などをふんだんに紹介するものです。中でも「ビレッジプライド」の著者でもある島根県邑南町職員の寺本英仁さんは、以前NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」にも登場した有名な「スーパー公務員」ですが、過疎化という難題に直面した邑南町を、町民の皆さんを巻き込み、悪戦苦闘しながら再生に向けて取り組む姿には心を打たれます。

私は民間企業の社員から議員に転身しましたが、公務員の仕事と民間会社の仕事は本質的に違うものと考えていました。しかし、今その考えはガラッと変わりました。

公務員は誰のために仕事をするのか。それは税金を納め行政サービスを受ける市民、即ち「顧客」のためです。一方、会社員も税金こそ取り扱いませんが、自社のサービスや製品を利用頂く「顧客」のために働いている点において、本質的には何ら変わるものではないと確信しています。

市民を自治体の「株主」と考えれば、なお一層はっきりします。邑南町の寺本さんもなかなかのアイデアマンであり行動力溢れる方ですが、茅ヶ崎市にも負けず劣らず素晴らしい志と意欲を持った職員がたくさんおられることを私は知っています。

議員の重要な役割りは「政策監視」と「政策提言」ですが、私はもっと積極的な「政策提言」を重ね、市職員の皆さんと良い意味での競争=切磋琢磨したいと願っています。そのことが、きっと顧客(市民)の皆さんの利益に叶うと信じて止みません。

政治の理想と現実

2度目の緊急事態宣言が延長されようとするさ中、複数の国会議員が不適切な行動と虚偽を交えた弁明謝罪によって議員辞職や所属政党から離党するというニュースが報道されています。

私は2年前、志を持って会社員から自治体議員に転身しましたが、このようなニュースに接して、心からの「義憤」を覚えます。

彼らの政策や主義主張に賛同・共感し、清廉さや誠実な志などを評価して貴い1票を投じ、「国権の最高機関」たる国会に送り出した有権者への裏切りは、所属政党がどこかなど関係なく、決して許されるものではありません。国会や自治体議員は、国民生活に大きな影響を及ぼす予算を承認したり、時として権利の制限や履行義務を伴う法令を制定するという公権力の行使に深く関与する立場にあります。

そのような立場にある者(今回は全員が政府または議会内の要職者)が、国民には我慢や不便を強いながら、一方で自身は自由気ままに行動し、最後は仲間を庇って嘘の弁解を平気でしてしまう・・・。本当に情けなくなって涙が出てきます。

マスコミも、辞職や離党という結果ばかり報道していますが、彼らは一体そのお店で誰とどんな「会話」を交わしていたのか・・。

その点にも是非触れて欲しいものです。非常時における国家統治のあり方や国民の生命・財産擁護の方法について真剣な議論が交わされているさ中のその「会話」こそ、この国の政治の「理想と現実」のギャップを象徴するものに他なりません。

真摯に政治活動に取り組む国会議員・自治体議員の皆さん、所属
政党などに関わらず、本件について思うところをどんどん発言、発信してください!我々の存在意義が問われています。

オンラインで語り合う

1月31日(日)、遂に新年も一月が過ぎました。

コロナ禍を迎えてから一日が今までよりも速く過ぎ去るような感覚を持つのは私だけでしょうか?

午後は2本のオンラインイベントがありました。まず13時から私が所属する立憲民主党の党大会で、全国の自治体議員はYoutubeで視聴。枝野代表から政権交代に向けた方針が改めて発表されました。視聴する全国の支援者等から寄せられるコメント投稿には、非常に示唆に富む意見もあって、大変勉強になりました。これもオンライン形式ならではの効果かも知れません。

続く14時からは市民活動サポートセンター主催の「公民協働のまちづくり」セミナーに参加。外部講師によるSDGsに関する講義のあとで、市民協働の進め方についてのグループワーク。私のグループでは、障がい者の就学就業支援に向けた協働をテーマにディスカッションしましたが、「支援という意識ではいつまでたっても成果は見い出せず、協働の輪は広がらない。

障がい者が就学先や就業先の一員になることによって、こんなメリットやチャンスが生まれるということを、障がい者と共に見い出し提唱して行く姿勢が重要ではないか」という意見はまさに目からウロコでした。

今後もこのようなオンラインセミナーにどんどん参加したいと思います。