藤本けいすけの「日日是好日」
地域経済活性化のために
10月6日(火)、7日(水)と二日間にわたり、「地域経済活性化」をキーワードにオンライン&リアルの勉強会に参加しました。
6日(火)は茅ヶ崎市が企画した「茅ヶ崎Lifeオンラインセミナー」。市外から茅ヶ崎に移住されたお二人の市民が登場し、茅ヶ崎の魅力や新しいライフスタイルへの試みなどを語って頂きました。
お一方(団体・会社役員)は茅ヶ崎の海や自然に着目した「ワーケーション」(ex.仕事をしながら合間にサーフイン)の実践に取り組んでおられ、近日茅ケ崎駅の近くにコワーキングスペースを開設されるなどの力の入れよう。
私が9月の定例会・一般質問で提唱した「リモートワーク」の推進などとぴったり符合する取り組みに、大いに感銘しました。「茅ヶ崎に移住する前にワーケーションでお試し移住」という考え方も改めて貴重なヒントとなりました。
もうお一方(子育て中のママさん)は、「孤」育てで悩んだ経験から、育児中のママさんたちが交流の輪を広げ、様々な悩みや問題を解決、緩和してゆくという取り組みをされています。
茅ケ崎の魅力は「人の温かさ」である一方、「産後ケア」など、子育て中のママに対する行政の支援が足りないとのご指摘は、議員として心に刺さりました。子育てに相応しい公園の整備などを含め、今後行政の後押しをして行きたいと思います。
7日(水)は、市議会都市経済常任委員会として、アイスクリームで有名な“プレンティズ”の長谷川社長を市役所にお招きし、「地域経済活再生」をテーマに意見交換しました。
アイスクリームビジネスに参入した理由、茅ヶ崎の魅力、市内事業者間の連携、圏央道開通の効果などなど2時間に渡る意見交換を行い、大変有意義な時間となりました。常に「現場」からの発想で「考動」される経営者としてのセンスと情熱に脱帽です。
議員として、また議会として今回頂いたヒントを今後の政策提言などにしっかり活かして行きたいと思います。
学校は地域の未来を担う人財育成の場
10月6日(火)、地元小学校の登校見守りを行いました。
今までは月2回の活動でしたが、最近登下校時の「ヒヤリ・ハット」事例をよく耳にするため、週2回に増やすことにしました。
マスクをしているせいか、挨拶をしても元気よく言葉を交わしてくれる子供が心なしか少ない感じがするのは残念ですが、臆せずにこちらから言葉をかけ続けたいと思います。
さて、学校は子供たちの学びと成長の拠点ですが、災害時には避難所として活用したり、体育館については市民のスポーツ活動などにも開放されています。その意味では、市民の誰もが一番知っている公共施設であり、また、将来の地域社会を担うべき大切な「人財育成」の場でもあります。
そのような目線と視点を持ち、登校見守りだけでなく、地域の自然や歴史の学びを支援する活動を、これからも皆様と共に進めて行きたいと思います。
「輝け 子供たち!」
わかりやすい財政情報について
2020年第3回定例会が終わり、現在11月配布予定の「議員レポートVol.6」(活動報告書)を作成中です。
議員の大切な仕事に「行政の監視」と「政策提言」がありますが、いずれにも大切なことは、企業経営と同じく「数値」で考え、語り、実行・検証することだと思います。定性的なことなら誰でも言えますが、定量的に分かりやすく説明することは思いのほか難しいものです。
議案として提示される「予算」「決算」もほとんど「数値」情報の羅列で、今でこそ要領を掴みましたが、最初は資料の見方すらよく解りませんでした。
しかし、よくよく考えてみると「予算」も「決算」も一体誰のために作られているのでしょうか?市の職員のため?議員のため?いえ違います。「予算」も「決算」も納税者であり主権者である「市民」のために作られているはずです。
議会傍聴時に予算関係資料を閲覧したり、概要を市のホームページや広報紙で知ることはできますが、残念ながら、かなり勉強しないと正確な内容の理解は難しいのではないかと思います。つまり、大半の市民の皆さんにとって縁遠いものになっているはずです。
がしかし、そんな問題に真摯に向き合った自治体があります。北海道のスキー・リゾートで有名なニセコ町です。
ニセコ町では、中学生にも理解できる内容の予算書「もっと知りたいことしの仕事」を毎年作成し、全市民に配布しているほか、市外在住者も観光協会で買い求めることができます(税込み1,000円)。
実際にページを開いてみると、全ての事業について「概要・目的」「新規か拡大か縮小かの区分」「金額」(経費、財源)、が記載され、主要事業については市民の姿が入った写真付きという丁寧で親切なスタイルです。
⇒https://www.niseko-ta.jp/about/work/
いま茅ヶ崎市は、コロナの影響や過去の積み上げから厳しい財政難となっていますが、これを解決するのは市の職員や私たち議員だけでなく、市民の皆さんにもその状況や対策案をしっかり知って頂き、一緒に考え行動して行くことが必要です。私はその出発点として、ニセコ町のような「市民のための予算書」作りを市に訴えて行きたいと考えています。
会派打合せを行いました
10月2日(金)は、生活困窮市民の活動支援で市内に出向き、その間に市庁舎控室で会派打合せを行いました。
秋は市の次年度予算策定時期でもあり、私たち市議会議員も会派毎に予算に関する意見や要望を書面に纏め、市長に提示することが通例となっています。
次年度は、新型コロナウィルス感染症の影響で厳しい財政運営を強いられることが予見されますが、市民生活に大きな影響を与える事業については、優先的に予算を割り当てなければいけません。
弱者の災害時支援強化、医療体制の拡充、生活困窮者や企業支援の強化、臨時休校時の子供たちの学習権保証などなど・・・。
会派としてしっかり精査・要望したいと思います。
茅ヶ崎市議会 第3回定例会 一般質問を終えて
9月29日(火)、議会での私の一般質問を終えました。知人にも傍聴に来て頂き、気合が入りました。
一般質問は、議員が市政全般についての疑義を質し、市の見解を問う重要な行為です。議員としての大きな権能であり、市民を代表する者の責務でもあると考えます。(一般質問を行うかどうかは、基本的に議員の裁量に委ねられています)
議員の持ち時間は正味30分。一括して質問を並べる「一括方式」と、個別に問いかけて行く「一問一答方式」の二つのやり方があります。私は、この30分の持ち時間を、市民の皆さんからお預かりした大切な時間であると考え、毎回全力で一般質問に臨んでいます。
今回は「道の駅整備事業」と新型コロナウィルスとの共生を前提とした「市内経済再生に向けた市の取り組み」について質問しました。
「道の駅」は、神奈川県との共同事業として、現在国道134号沿い(柳島)に2022年3月の開業予定で整備を進めていますが、コロナ禍で財政状況が厳しさを増し、観光トレンドが大きく変わるなかで、今後の進め方などについて質しました。
同じ134号沿いの近隣エリアに、平塚市が類似の公園施設の整備を進めるなど、湘南エリアを一体の商圏・生活圏とみなした事業展開の重要性についても訴えました。
「市内経済再生」については、感染症の拡大による企業拠点の都心から地域への分散やリモートワークニーズの拡大などに、市としてどのように対応して行くのかについて問いました。
それぞれのニーズに対する支援策を積極的に押し進めて行くことは、最終的には「人に優しい職住近接・一体を実現するまち」づくりに必ず繋がって行くと確信しています。
一般質問の記録映像は、別途市議会ホームページの下記速報版をご覧頂き、是非ご意見ご感想などをお寄せください。⇒ http://fast01.hotstreaming.info/chigasaki-city/78211110/contents/play.php?fileid=movie07