藤本けいすけの「日日是好日」
インフラ保全の難しさ
12月21日(月)、市民の方から相談頂いた市内用水路上の樹木、雑草伐採について、市役所担当課の現地確認に同席しました。
市内には市道以外にも無数の用水路が通っており、その敷地は基本的には市の所有または管理地となっていますが、敷地内の雑草伐採や破損個所の修理などの保全業務のあり方が大きな課題となっています。
中長期的に見れば今後日本全体の人口は確実に減少傾向にありますが、国内の道路や水路と言った社会インフラは、高度経済成長や人口増加に合せて建設されたものが多く、今後は余剰資本となることが見込まれます。
財政には限りがあるため、その問題を解決するには対処療法では無く、根本的な街づくりを変えて行くしかありません。
その意味で、茅ヶ崎市も都市計画を抜本的に見直すべきタイミングに入ったと判断し、今後様々な研究・提言を重ねて行きたいと思います。
フードバンク
12月20日(日)、市内で活動するフードバンク団体のお手伝いで、必要とする方に食品をお届けしました。
月に1回のペースではありますが、自分にできることの一つとして取り組んでいます。
茅ヶ崎市でも、コロナ禍などで生活が困窮している方の数が増えていますが、生活保護制度を利用してもまだまだ苦しい状況の方はたくさんいます。
国や県・市のセーフティネット制度でも救済されない人を一人でも取り残さないよう、これからも地道に活動を続けて行きたいと思います。(ご相談等あれば是非お寄せください。団体に取り次ぎます)
第4回定例会を終えて
12月18日(金)、茅ヶ崎市議会第4回定例会(2020年)が閉会しました。
今回も今年度補正予算や屋外広告物条例改正(点検強化等)、指定管理者選定(2件)など、多数の重要議案を審査しました。
現時点で最も重要な課題は、来年度予算の策定において約80億円もの財源が不足する見通しであることです。
有効なコロナ対策をタイムリーに打ちながらも、無駄なコストは徹底的にカットして「人への投資」を優先する。国や県の臨時交付金などを目敏く上手に活用する・・・。
2月下旬からスタート予定の2021年第1回定例会における来年度予算審議に備え、年末年始も勉強を重ね、街なかを歩きながら、皆さんの声をしっかり受け止めたいと思います。
☆茅ヶ崎市議会会議録検索
会議録検索|茅ヶ崎市 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/gikai/1001093.html)
忘れてはいけないこと
12月17日(木)、市議会定例会にて追加議案の審査がありました。
私が所属する都市経済常任委員会の審査議案には、市民の皆さんから好評を博しているコロナ対策としての「ロコチケット」第二弾に関する補正予算が上程され、委員会では全会一致で可決すべきものと決定しました。詳細は別途配布される市の広報紙等をご参照ください。
また、現在市役所1Fロビーでは、北朝鮮人権侵害問題啓発週間のイベントとして、「県ゆかりの特定失踪者等」のパネル展示を行っています。
実は、私の会社の大大先輩も鹿児島県内で拉致され、現在も行方不明のままとなっています。この問題を決して風化させることなく、一刻も早い解決に向けて粘り強く取り組む必要があります。
展示は12月21日(月)まで(土日を除く)。皆様も是非お越しください。
一般質問を終えて
12月15日(火)、市議会定例会で一般質問を行いました。
「市立図書館」と「コミュニティFM放送」の2テーマで質問しましたが、「市立図書館」について、市内のコワーキングスペースで働く方々も、一定の条件を満たせば資料や図書の館外貸し出しサービスを受けることが可能という確認の答弁を得たことは良かったと思います。
このような運用は他の公立図書館ではまだ例が少なく、茅ヶ崎市が茅ヶ崎で働く方々にとって優しいまちになってゆくための、「小さくとも重要な一歩」を踏み出したことに他なりません。
託児サービスやネーミングライツ、電子図書館サービスなどの提言に対しては「今後の研究・検討課題」という答弁でしたが、子育て中のパパ・ママへの応援や財政健全化、コロナ対策等に寄与するアイデアとして、実現に向けこれからも追いかけたいと思います。
(風景画像は議会フロアから眺めた冠雪の富士山)