藤本けいすけの「日日是好日」
まちと文化を創造する
10月28日(水)、神奈川県大和市が運営する“文化創造拠点”「シリウス」と「中央林間図書館」を訪ねました。
一言で言って、度肝を抜かれてしまいました・・・。これだけの複合施設を造るとは、さすが「図書館城下町」を標榜する市長の先見性と英断を実感しました。
「シリウス」は、小田急・相鉄線大和駅そばに2016年にオープン。芸術文化ホール、図書館、子供広場、生涯学習センターのほか、郵便局や学習塾、カフェ、地域FM局、さらには元々その地に祭られていた神社までも併存する総合ホールで、累計来場者が早くも1000万人を突破したそうです。昨日は、平日にも関わらず沢山の利用者で溢れ、大人から子供までそれぞれの目的に応じてしっかり楽しく活用している様子でした。(平日は21時まで、土日祝日も20時まで利用可)
一方、「シリウス」から車で約10分ほどの「中央林間図書館」は、商業施設の3Fにありますが、こちらもカフェ併存で、何と図書館の本を食事しながら読むことができるんです。図書館で食事なんてあり得ない、のまさに逆転の発想で、真のニーズをしっかり汲み取っているような気がしました。
とかく行政が造る「ハコモノ」は、税金無駄遣いの象徴とされがちですが、市民が最も利用する公共施設(ある全国調査では40%以上の市民が利用)でもある図書館を、まちづくりと文化創造の中核として配置・活用するこの試みは、これから他自治体の参考モデルになって行くものと思われます。
我が茅ヶ崎市はとかく財政難で、いまさらこんな施設を造るなんて想像もできませんが、でも既存の施設を磨き上げ、もっと市民に寄り添った市民のための施設にして行くことはいくらでもできそうです。
さて、今回の見学で見聞きしたことをどう活かすか・・・。素晴らしい勉強のネタを頂きました。皆さまも是非一度お訪ねください!
☆「シリウス」の情報はこちら
https://yamato-bunka.jp/
10月25日は空手の日
10月25日(日)は、2005年に沖縄県議会が議決によって制定した「空手の日」でした。
1936年10月25日、斯道関係者が集まって、従来「手」(ティー)や「唐手」(トゥディー)と呼ばれていた沖縄伝統武術について、「空手」という表記を当てると決めたことに因みます。
https://www.pref.okinawa.jp/.../bunka/karate/karatenohi.html
(私が所属する団体は、その技法に今でも中国福建省伝来の要素を強く残していることから、「沖縄上地流唐手道協会」と旧称を使用しています)
昨日沖縄県では、県立空手会館などで記念演武などが行われたこともあり、私が主宰する道場(茅ヶ崎市)でも、特別稽古を実施して全員で「空手の日」を祝いました。https://www.youtube.com/watch?v=fSYrdRTi1io
人生100年時代を迎え、健康寿命を伸ばすことや地域社会において多様な市民が相互に支えあう基盤づくりが必要となるなか、「まちの空手道場」としてできることは何か、仲間と共に汗を流しながら考え、実践して行きたいと思います。
☆道場ホームページはこちら
https://shonanshubukan.sakura.ne.jp/wp/
茅ヶ崎の一番の魅力ってナニ?
10月23日(金)は、地元小学校の登校見守りからスタートし、午後は市役所で福祉政策、自治推進政策について、会派の担当課ヒアリングを行いました。
夜は自宅にて観光協会主催の「DMO」関連オンライン勉強会に参加しました。
今回のテーマは「マリン」。茅ヶ崎の資産の一つである海を活かし、観光や街の活性化に繋げる取り組みです。
実は、ある民間企業の調査結果で、ご覧の通り茅ヶ崎市がブランド力(魅力度、認知度など)で全国46位にランクインしました。
これはこれで名誉なことであり、コロナ禍で湘南エリアの中心に位置する茅ヶ崎が、居住地や働く場所としても注目されている結果かも知れませんが、それにしてもいつも思うのは、「茅ヶ崎の一番の魅力ってナニ?」ということです。
サザンビーチ? 烏帽子岩? サーフィン? おいしいレストラン? 都心から1時間のほどよい田舎ぶり? フランクな市民? ゆる~い感じ?
・・・あなたは何だと思いますか?
環境保全は簡単ではない
10月22日(木)、市内産業廃棄物の違法投棄・集積事案に対する神奈川県の行政代執行を視察しました。
茅ヶ崎市堤、下寺尾の計4ヵ所が対象で、平成28年から土地所有者に対し県が行政指導を行い、刑事告発を経て有罪判決が下ったものの、是正されなかったため今回の代執行に至りました。
代執行の内容は、県が対象の土地を立ち入り禁止とし、総量3,600㎥にも達する瓦礫の約6割を除去するもので、今後第三者が許可なく出入りすると「公務執行妨害罪」に問われます。
その費用は約2億3千万円を要し、別途土地所有者に県から請求されることになりますが、ここに至るまでに約4年間もの時間を要し、その間に環境や安全が棄損され続けた点も大きな問題で、環境保全の難しさを物語っています。
違法な産廃は道路通行の支障や環境・景観悪化に繋がるだけでなく、治安の悪化や周辺地価の下落などにも繋がるため、放置は決して許されません。
今後も県や市に対し、市内に点在する産廃物廃棄エリアへの指導監視の強化を求めて行きたいと思います。
関連情報はこちら
⇒ https://www.pref.kanagawa.jp/docs/p3k/prs/r7633061.html
⇒ https://www.tvk-kaihouku.jp/news_wall/amp/post-6997.php
テレワークは働き手の救世主?
10月21日(水)、実は私の誕生日でした。59歳になりました。たくさんのお祝いメッセージを頂きありがとうございました。
午前中はICTや映像関連の総合イベント「CEATEC2020」を自宅からオンラインで見学しました。
https://www.ceatec.com/ja/showfloor/
一番興味深かったのは、先月の議会定例会で一般質問のテーマにも据えた「リモートワーク」(在宅勤務)に関するセミナー(講演)でした。
講師がEC(総合通販)サイトで国内ダントツシェアを誇るAmazon社の方。なんで通販業界から講師が?と思われるかも知れませんが、実はAmazon社こそが、リモートワークに相応しいクラウドサービス(Amazon社が設置する高性能コンピュータ・サーバーに自分のPCやタブレット端末からネット接続し、いつでもどこからでも自由に使いこなせるサービス)の業界第一人者でもあるのです。
コロナ禍で自宅で働く人が確実に増えつつあり、茅ヶ崎駅周辺には共同利用型のシェアオフィスやコワーキングスペースが新たにできつつあります。
これは確実な環境変化です。全ての仕事がリモートワークになることはあり得ませんが、例えば福祉分野や工事現場でも、訪問先や作業現場から専門家に対してタブレット端末でアドバイスやサポートをしてもらうなどの活用が始まっており、それも一種のリモートワークだと考えられます。
茅ヶ崎が「働く人に優しいまち」として注目されるよう、これからも市に対して様々なリモートワーク支援策の提言を行ないたいと思います。