藤本けいすけの「日日是好日」
2022年を振り返って
2022年も激動の年となりました。
ロシア‐ウクライナ戦争に端を発した世界的なエネルギー危機と物価高、まだまだ終息の兆しを見せないコロナ禍や、元首相へのテロで露見した政治家と新興宗教との不適切な関係などなど、経済社会情勢が混迷を極めたまま年を越そうとしています。
私自身、自治体議会の一員としてそのような国内外の動きにさまざま翻弄されつつ、「誰ひとり取り残さない社会を創る」という信念のもと、多くの市民との対話を通じて市政のあり方を質し、政策提言などを重ねた一年でした。
市庁舎で、事務所で、街なかで、オンラインで頂いたご意見やご批判の全てが私の貴重な学びや経験となり、かけがえの無い成長の糧となったことに心から感謝しつつ、皆さまへの御礼と一年の振り返りとさせて頂きます。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
茅ヶ崎市議会定例会・一般質問のテーマが決定
2022年・第4回定例会の一般質問が確定しました。今回は20名の議員が質問に立ち、私の登壇日は定例会最終日の12月21日(水)午前の予定です。
質問テーマはご覧の通り、ターミナルケア、市北部の資材置場、市管理職職員の育成・任用、GIGAスクール端末についての4問を選定しましたが、1問目と2問目は市民の方々からの切なるご意見ご要望を踏まえて行うものです。(写真は第3回定例会での一般質問模様)
今回の一般質問が現任期で最後の質問となりますので、是非議場またはインターネット中継(リアルまたは録画)で傍聴ください。
☆インターネット傍聴はこちらから↓
茅ヶ崎市議会 映像配信
https://chigasaki-city.stream.jfit.co.jp/
☆各議員の一般質問テーマはこちらから↓
https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/050/704/R4t4tuukokuitiranhyou.pdf
「立憲民主号外」2022.12.10号をご紹介します。
市議会議員になって早くも4年が過ぎようとしていますが、市民生活は自治体としての行政区域を超え、広域な経済・生活圏として捉えなければ解決しない課題が山積しており、人口減少が確実に迫るなか、「自治体間連携」が今後益々重要になるとの思いを強く持ちました。
藤沢市議会議員・かみお江里さんとの対談模様も掲載されていますので是非ご一読ください。
良書のススメ
今回は最近読んだ本の中でイチ押しの書籍をご紹介します。
新聞広告で見た「あなたはどこで死にたいですか?」というタイトルに強い衝撃を覚え、すぐに入手しました。
「ピンピンコロリ」「重層的支援体制」「地域共生」「全世代型社会保障」「健康寿命延伸」など、福祉の世界では耳障りの良い言葉が飛び交っていますが、この著者が長年携わってきた福祉(介護)の現場からの真摯な批評と提言は、いかに自分自身がそれらの表層しか見て来なかったかという強い反省を促してくれました。
介護保険料をずっと納めてきたのに、いざ必要な時に使いにくい、障がいを持つ人の65歳以降のケアーが不十分、「介護保険」と「医療保険」の複雑奇怪な入り組み・・・。
官僚任せではなく、もう一度政治の力で社会福祉サービスの抜本的な組み直しの必要性があることを学びました。皆様にも是非手に取ってご一読頂きたい一冊です。
なお、茅ヶ崎市議会第4回定例会(11/29~12/21)での私の一般質問において、ある市民からの切実な訴えと本書での学びを元に、「ターミナル(終末期)ケア」について市の考えを問う予定ですので、是非とも議場またはオンライン中継での傍聴をお願い致します。
政治家の言葉や責任は、一体いつからそんなに軽くなったのか?
法務大臣が失言によって辞任しました。
「法務大臣は死刑執行のハンコを押すときだけ注目される地味な役目」という主旨の発言を公の場でしたことが原因ですが、一体どんな思考をすればそんな言葉が口から出てくるのか、私には全く理解不能です。
大臣という命がけで果たさなければならない重職を、まるで自分のPR材料だと思っているフシがあります。
そして総理大臣の口からまたまた出てくる「説明責任を果たすべき」「任命責任を感じる」という「責任」という言葉の軽さにも辟易。
政治に携わる者の「責任」がどんどん薄っぺらなものになっています。
私自身への自戒も込めて、「与党も野党も関係なく、全ての政治家は、襟を正して仕事に専念せよ」と改めて主張しておきたいと思います。