藤本けいすけの「日日是好日」

藤本けいすけの「日日是好日」

安倍元首相の国葬儀について再び

今月は街頭に立って活動する機会を増やしています。

そのようななか、安倍元首相の「国葬儀」について沢山のご意見を頂いてます。私は所属する立憲民主党のスタンスに同じく今回の「国葬儀」には反対の立場ですが、その理由は単に法的根拠の不明確さや税金を使うことの適否だけではありません。

そもそも、「なぜ政治家だけをかくも別格に扱うのか?」というその手前の問題意識を持っています。

政治家は、国や社会を良くしたいという強い信念と使命感に基き、選挙を経て議員や大臣、首長になるわけですが、一旦指名を受けたからには全身全霊を賭けて職責を果たし、目標(公約)を遂げることは当然のことであり、いくら功績を積んだとしても、「国葬儀」などでの別格扱いはおかしいと思います。

もし万人異論なく人格、功績ともに高い評価を受け、真に国民・市民のために命がけで尽くした政治家が居たとしても、個々人がその墓前で手を合わせ、功績を称えつつ、静かに冥福を祈ることで十分ではないでしょうか。私はそう考えます。