あなたの選択肢は?
この記事を掲載している現在、まさに衆議院議員選挙の真っ最中です。私も所属する立憲民主党候補者の応援や、比例区での得票増に向けた取り組みを行っています。
地元選挙区(神奈川15区)では、残念ながら立憲民主党の候補者は居ませんが、選挙ポスター掲示板を見てぱっと気付くのが、「女性候補者ゼロ」という現状です。
人間社会では概ね男女の数は半々。これは「自然界(動物界)の基本的な摂理」と言ってもいいかと思いますが、こと選挙に関しては未だに男性候補者数>女性候補者数という「不自然」な現状が横たわっています。(その結果は議員の数にもそのまま反映される)
その理由は様々でしょうが、やはり候補者や議員の数を始め、人間社会のあらゆる分野において、男女数の均衡を目指すべきではないでしょうか。
次にどうしても疑問符が生じるのが衆議院議員選挙とセットで行われる最高裁判所裁判官の「国民審査」です。新聞等で審査の対象となる裁判官の主な経歴や関与した裁判の概要、心構えなどが紹介されるものの、それだけで裁判官としての適否を判断することは到底難しいと言わざるを得ません。(裁判官の任命時期によっては、まだ関与した裁判が無い場合もあり得る)
この国民審査は日本国憲法第79条で規定された審査であり、憲法を改正しない限り審査そのものを無くすことはできませんが、国民ひとり一人が適否の判断をより適切に行えるようにするための改善や工夫が必要と考えます。(例えば記名欄の右から3人までを×にする、などと言う審査はナンセンス極まりない)
障害を持つ方や海外に居住する方などの投票環境の整備や電子投票制度など、選挙についてはまだまだ検討すべき課題が山積みとなっています。