藤本けいすけの「日日是好日」

想定外と想定内

現在、市内北部の堤エリアに「(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館」の建設・整備事業が進められていますが(2022年度開館予定)、市が買収した事業用地から「想定外の」瓦礫や産業廃棄物が発見されたり、地下水が原因となる軟弱地盤のために重機作業等を行うに際し別途の対処が必要となったため、追加費用に関する補正予算が市議会に議案上程されています。

確かに、公共工事においては、一旦事業着手してみなければ判らない問題等が潜むリスク(整備予定地の土壌汚染や解体対象施設におけるアスベスト材の含有等含む)が一定程度存在することは認めますが、どこまでを「想定内・想定外」と見做すかは大きな課題です。

公共工事は基本的に入札で事業者が決定されますが、この「想定内・想定外」のブレ幅によっては入札自体の公平性(事業者の入札額、技術力等評価)にも影響してきます。

今回は、市の公共工事の進め方について、検証と再考が求められる事案例として注視が必要と考えます。

☆「(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館整備事業」の情報はこちら
(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館整備事業|茅ヶ崎市 (https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/.../102.../index.html)